目に見えない構造躯体が最も重要 ふくろうはうすのリフォーム・リノベーションにおいて最も重要視しているのは、構造躯体の部分です。土台、柱、骨組みなどの見えない箇所です。特に問題になるのが、土台の傷みや柱の歪み、曲がりです。木造住宅を扱うことが多いので、土台や柱などが歪んだりしていることがあり、見えない部分の修正や矯正が必要なことがあります。やはり基礎の部分が一番大事です。いかにしっかりした土台の上に建てられるかが重要になってきます。リフォーム・リノベーションをする前の段階で、窓周り、床、建具などを見させていただき、曲がっていたり歪んでいる箇所があった場合、原因は何か、常に考えます。 どういう経緯で歪みが起こったのか、お客様の使い方によるものなのか、経年変化によるものなのか、どのくらい前に建てられたのか等も含めお客様にヒアリングしながら少しずつ推察していくことができます。この調査を行うことによって、曲がりや歪みの原因がはっきり分かり、どのような対策をとったら良いのか、リフォーム後のことも図式化できます。ふくろうはうすでは長年の経験・知識を活かし、何故曲がりや歪みが起こったのかを紐解いていき、お客様のお宅に最適な施工方法をご提案いたします。判断基準を一番大事な土台、柱や構造躯体に焦点をあてることで、その場しのぎでリフォームした家に比べメンテナンスコストが減り、また後々の不具合を予防することができるというお客様にとってのメリットがあります。 給排水工事―その家の特徴に配慮した施工が必要不可欠 リノベーションにおいて、給排水の改善は不可欠です。水道配管はサビの詰まりや経年劣化でひび割れが起き、放っておくと水漏れなど大きなトラブルに繋がり、最悪数年後にまた多大な修繕費がかかってしまう可能性があります。特に昔の家は基礎が低く、「排水勾配を取りにくい」「点検が難しい」という特性があり、構造躯体をしっかりした上で、給排水工事もとても大事になってきます。またフルリノベーションでは湿気対策なども必要です。その家の特徴によって見極め、歴史を紐解く作業が大切です。 間取りー光と風を循環させることで暮らしやすい空間にふくろうはうすの家では、光と風の循環を重要視しています。自然な循環で人が心地良い、暮らしやすい家を目指しています。淀みや滞りのない、循環させることで、暮らしの風通しが良くなり、家族関係も円滑になったとお客様から嬉しい声を頂いています。光と風が届くことで、導線が心地よくなり、ちょっとした変化で劇的に良くなる場合もあります。 収納ー通気をよくする工夫 通気をよくする工夫の一つとして、引き戸があげられます。引き戸は開き戸と違い、扉を開けた際に邪魔にならず、通気も損なわないため、おすすめです。さらに、ウォークインクローゼットにも工夫を施します。ドアを2ヶ所設置して導線としても利用できるようにしたり、換気の仕組みをつくることで、空気を淀ませず、洋服や収納の天敵である結露やカビも防ぐことができます。また収納の高さや奥行なども、実際に使っている状態を想像し、使い勝手に合わせて微調整することにしています。 素材ー家族に優しい住み心地 ふくろうはうすでは、間取りへのこだわりの他に、木と土のリノベーションを推奨しています。 漆喰などの自然呼吸できる素材を使うこともこだわっています。 壁には漆喰を使うことが多く、断熱素材も天然素材をなるべく使うようにしています。窓や玄関の位置や形状も住まい方によって変え、いかに家族が使いやすいかに焦点をあて、考えることを大切にしています。最大の特徴は、結露の原因である「室内の多湿」を防ぎ、空気を浄化する力です。例えば、お風呂上がりの湯気を他の部屋に逃がすことは、結露が起こるので普通の家ではまずありえないことですが、漆喰はお風呂の湯気もしっかり吸収し、快適な空気環境を整えてくれます。また、汚れにくいという特徴もあります。