東日本大震災時、地域のコミュニティラジオならではの情報を発信


20年続いたラジオ番組
「ふくろうはうすの住まいるライフ」ですが、
一度、ラジオをお休みしたことがありました。



最後の放送の日に、
「ちょっとお休みをいただきます」
とお話しして、いったん引退しました。


それから、1年ほど空白の時間がありました。


ところが、その間に思いがけないことが起こりました。
お客様から、
「最近、ラジオに出ていませんよね?」
と声をかけられたのです。
「えっ、知っていたんですか?」
と聞くと、
「実は、結構前から職場で聞いていました」
とのこと。



最初は、
「1人くらいなら、そういう方もいるのかな」
くらいに思っていました。



ところが、その後も2人、3人と、
同じようなお話をいただくようになりました。



自分では、
「それほど聞いてくださっている方は
いないんじゃないかな」
と勝手に思っていました。



でも、そうではなかった。
声をかけてくださったお客様の言葉で、
初めて気づかされたのです。




「またラジオをやりませんか?」


最後の放送から1年ほど経った頃、
FM桐生さんから、
「そろそろ復帰しませんか?」
というお話をいただきました。



お客様から直接いただいた言葉。
そして、放送局からいただいた言葉。



いろいろなことを考えた結果、
もう一度、
マイクの前に戻ることになりました。


再開してから、現在で4年ほどになります。


今は毎週水曜日のお昼の時間に、
生放送でお話をしています。



もし、聞いていない方がいらっしゃいましたら、
是非、聞いていただけたら嬉しいです。




東日本大震災時の緊急ラジオ放送


20年近くラジオを続けてきた中で、
忘れられない出来事があります。


東日本大震災です。


私自身も帰宅困難になり、
一日半ほど帰宅できませんでした。



その後、FM桐生さんから、
「緊急情報として、ラジオ局に来てもらえますか?」
と要請がありました。



計画停電などもあり、当時は、生活の中で
どうしたらいいのかわからないことが
たくさんありました。



何を注意したらいいのか。
家の中をどう確認したらいいのか。
地震の後に、片付けをするときは
何に気をつければいいのか。



まだ寒い時期でしたから、
「灯油はどこへ行けば手に入りますか?」
といった生活に直結する問い合わせもありました。



地震直後は、地盤が緩んでいるところもあります。
震度6強の揺れが続き、
家の中のものが崩れているところもありました。



少し落ち着いて、片付けを始める頃には、
「今度は、家のどこを確認したらいいのか」
という問題も出てきます。



そこで、
「今日は、地震の後に注意しておきたいことを一つ、
ポイントを絞ってお伝えします」
というように、
その時に必要な情報を一つずつお話ししました。



当時は、放送局に詰めて、毎日1回、
情報をお伝えしたこともあります。



後になってお客様から、
「あの時は、本当に心強かったですよ」
と言っていただきました。
その言葉は、今でも印象に残っています。




地域のラジオだからこそ、できること


東北地方では、地震や津波によって
大きな被害を受けた地域のコミュニティFMが、
実際に地域の人たちにとって、
重要な情報源になったところもありました。



当時、コミュニティ放送局同士のネットワークで
情報交換をする機会もありました。



被災した地域の放送局の方と
少しお話をすることができ、
実際の状況を聞いたり、
情報を共有したりすることもありました。



そこで感じたのは、
「こんな時こそ、
地元ならではの情報の出し方、伝え方があるんだな」
ということでした。


全国に向けた大きな情報ももちろん大切です。


でも、災害が起きた時、
「自分の地域では、今どうなっているのか」
「近くでは何に気をつけたらいいのか」
「今、何をすればいいのか」
という情報は、もっと身近なところから必要になります。



自分では判断できない。
どうしていいかわからない。



そんな時に、地元の人が、
地元の人に向けて情報を届ける。
それがコミュニティラジオの
大きな役割なのかもしれません。




小さなきっかけから始めたラジオが、20年以上続いている


最初は、ほんの15分の試験放送でした。
「3か月くらいなら……」
そんな気持ちで始めたものが、
半年になり、本放送になり、
収録から生放送になりました。



15年を過ぎたころ、一度お休みをいただき、
再開して、また4年が経ちました。



こうして振り返ってみると、
自分から「ラジオをやりたい」と
思って始めたわけではありません。



お客様とのご縁があって、
声をかけていただいて、始めたものです。



でも、その偶然の出会いが、
20年以上にわたって続く大切なご縁になりました。



そして今では、
ラジオを聞いてくださった方が、
YouTubeを見てくださったり、
ブログを読んでくださったり、
そこから実際のご相談につながったり。



反対に、仕事でお会いしたお客様から、
「いつもラジオ聞いていますよ」
と言われることもあります。



最初は見えなかったつながりが、
20年経って少しずつ見えるようになってきた。
そんな感じがしています。



これからも、住まいや暮らしのこと。
建築の専門的な話だけではなく、
毎日の生活の中で
「ちょっと知っておくと役に立つこと」や、
地域で起きている身近な話題など。



ラジオだからこそ伝えられることを、
これからも一つずつお話ししていきたいと思っています。
素人づくりの、つたないラジオではありますが(笑)。



どこかで誰かが聞いてくださっている。
そして、その声がいつか、
誰かの暮らしのお役に立つ。



そう思えることが、20年以上続けてこられた
理由なのかもしれません。



「ちょっとラジオに出てみませんか?」
あの時の何気ない一言が、
まさか20年以上続くことになるとは。
人生、どこにどんなご縁が待っているのか、
本当にわからないものですね。



あなたにとっての大切なご縁は、ありますか?
もしよければ、あなたのご縁についても
お話を聞かせていただけたら嬉しいです。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。



次回は「エアコンクリーニングは『空気』だけじゃない?
エアコンを長持ちさせるお手入れ」のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。


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