ここ最近、少しずつ厳しい暑さが和らいてきた気がしますが、
あなたはいかがお過ごしでしょうか?
前回のコラムでは、自然災害のひとつ「地震」を取り上げ、
関東大震災と阪神淡路大震災についてお話をさせていただきましたが、
今回も引き続き、災害時に必要となる「情報」や「防災」
についてお伝えさせていただきたいと思います。
ところで、話が変わりますが、
最近、お客様から私の声をお褒めいただくことがあり、
大変うれしく、ありがたく思っております。
お客様からは「何かやっておられるのですか?」と問われ、
「ラジオを少し」とお応えさせていただきました。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
1年くらい前まで、FM桐生さんで週1回、20分ほど
「ふくろうはうすの住まいるライフ」というコーナーを
14年間担当させていただきました。
住まいに関するお役立ち情報をお届けしましたが、
14年間で合計800回ほど、ラジオの電波に乗せていただきました。
ラジオをお聞きになっていたお客様もいらっしゃって
「ラジオはもうやらないのですか?」
と尋ねられたこともあります。
現在は、時々Youtubeにて
動画を配信させていただいてますので、
もしよければ見ていただけたら嬉しいです。
ラジオ放送の時の動画も掲載してますので、
是非ご覧ください。
さて、話が少しずれてしまいましたので、
本題である今日のテーマについてお話させていただきますね。
東日本大震災3.11余震続きは過去からの教訓
FM桐生さんで番組のコーナーを担当していたころは、
毎年この時期に、防災の話をさせていただきました。
テーマは、地震、台風などの災害時の対処方法と
災害を軽減するための対策方法についてなどです。
最近、関東圏近辺では頻繁に地震が起こっています。
昔から日本は大規模な地震を何度も経験していて、
東日本大震災規模の地震の際に、その後15年くらい
断続的に大きな余震(震度6弱クラスの地震)があった
という記録も残っています。
東日本大震災から11年が経ちましたが、
まだ、大きな余震が続くかもしれないので、
要注意というのが過去からの教訓といえます。
災害時に大切なのは情報の収集と共有
東日本大震災、3.11の時にはFM桐生さんは、
通行止めの箇所などの臨時放送をされていました。
屋根瓦が落ちたり、塀が壊れたり、建物が倒壊したりと
被災されたリスナーさんへ向けて、
建築家の立場からの呼びかけをと
ラジオ局からの要請もあり、
私も臨時放送に参加させていただきました。
3.11、当日は夫婦で東京出張に出かけていて、
翌日には桐生市の自宅に無事、戻ることができたので、
翌々日からラジオの臨時放送でお話することになり、
当初は、1日1~2回のペースでマイクに向かいました。
臨時放送では、ラジオならではの機動力を生かして、
現場中継も頻繁に行われました。
その地区の現状と困っていること、何が不足しているかなど、
災害状況を直接取材し、行政のどのような支援が必要なのか、
被災者の一番身近なところで奔走されていました。
建築関連では、「落ちて壊れた瓦の瓦礫(がれき)を
どう処理していいのかわからない」と被災者の生の声が届いたため、
瓦礫(がれき)の扱い方、臨時で処分を請け負う業者の紹介など
必要な情報を共有できるように放送しました。
3.11を経験し、FM桐生さんの臨時放送を通して、
地域密着型の地元のコミュニティラジオの重要性が
見直されたと思います。
東北の方でも地域のコミュニティラジオが活躍した例もあります。
また、音楽が心の安定に繋がるからと、
臨時放送では、様々なジャンルの曲が流されていました。
桐生市では防災ラジオが各戸に配られ、
緊急放送対応局がFM桐生になっています。
また、専用スマホアプリ「FM++(エフエムプラぷら)」を
ダウンロードすると、スマホでFM桐生の番組を
聴くことが出来ますので、是非、お試しください。
災害時に活躍する地下タンク、防災井戸、備蓄倉庫の管理
東日本大震災以前に、ふくろうはうす(高橋建装)で
防災井戸を掘らせていただいたことがあったのですが、
東日本大震災時に、桐生市では断水が4日ほど続いたため、
この防災井戸が解放され、多くの方が利用されました。
東日本大震災後には、桐生市内で改めて、
「飲み水」を水道水で備蓄するための
地下タンクが作られました。
水は溜め置きしておくと傷むため、
巨大な地下タンクに水を溜めながら、
常に新鮮な水に交換していく必要があり、
その仕組みが取り入れられた飲み水が備蓄されています。
また、新鮮な飲み水としては、
汲み上げて飲むことができる地下水が最も有効です。
防災井戸は地下水を利用して、飲み水を確保できるうえ、
火災時には消火用水としてすぐ使うことができます。
桐生市は地下40m位では良い水が確保できないため、
地下100m~150m位の岩盤層まで掘り進めました。
そして、井戸を掘ったところに備蓄倉庫を建て、
井戸水を汲み上げるための動力ポンプを設置しました。
食料や備蓄資材なども保管できますので、
地域の人たちが食料や資材を管理されています。
災害時に問題なく使用するためには、
日ごろの定期的なメンテナンスが必要です。
ふくろうはうす(高橋建装)に任されている
この防災井戸についても、
水質検査や動力ポンプの点検を年に数回行っています。
備蓄(ローリングストック)について、
今から約2年前の2020年11月21日に開催した
「ふくろうはうす大感謝祭」の企画で、
防災スペシャリストの井上敦子さんをお招きして
オンライン対談をさせていただきました。
テーマは「ウィズコロナ 防災を住まい環境で解決!3ポイント講座」
です。
いざという時の防災対策に、是非、ご視聴ください!
地震や台風などの災害の前にお住まいを見直したい方は
「住まいの健康寿命診断士」の私、高橋までご相談ください。
現在「災害対策キャンペーン」を実施中です。
この機会に、住まいの健康寿命診断を行い、
お住まいの安全性を調べてみませんか?
起こってからでは遅いので、今のうちに
心配な箇所を浮き彫りにして、
災害時に「安全経路」を確保するプランを
ご提案させていただきます。
新築やリフォーム・リノベーションの計画のある方は、
オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」への
ご参加をお待ちしております。
現在、オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」に
ご参加くださった方には、もれなく
(書籍)「群馬発! 住まいの健康長寿リノベーション!」を
プレゼントさせていただいていますので、
是非、受け取っていただけたら嬉しいです。
群馬県桐生市にお住まいの方はもちろん、
みどり市、太田市、伊勢崎市、前橋市にお住まいの方も
お気軽にお越しくださいね。
リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋がお届けしました。
次回は「群馬県桐生市の水害の危険性と床下浸水後の最優先作業」
のテーマで準備しています。
お読みくださると嬉しいです。