人気のガス乾燥機と品薄になったガス給湯器!冬場の故障に注意!

新型コロナの影響で外出自粛に合わせたように
この2年で人気上昇中なのが「ガス乾燥機」です。

 

家で過ごす時間が増えることで、暮らしを見直し、
生活をより便利に楽しくしたいと考える人が増えたことや、
ガス乾燥機で仕上げると洗濯物がふんわりするので、
柔軟剤を使わなくなり、健康被害の心配がなくなることが
人気上昇に繋がったようです。

 

「柔らかさといい香りが長持ち!」という柔軟剤のCMを
ご覧になったことがあると思いますが、
柔軟効果や香りのために使われる化学物質が引き起こす
健康被害は年々増加しています。

 

長年、柔軟剤を使っても大丈夫だった人に、
突然アレルギー症状が出始めることがありますし、
気づかないうちに、加害者になっていることもあります。

 

健康志向の高まりから、
柔軟剤を使わない人が増えているようです。

ガス乾燥機で時短!ふんわり柔らか仕上げ!

ガス乾燥機の需要は、以前は、梅雨の時期や寒い時期など、
洗濯物が乾きにくい時期に増える傾向がありましたが、
この2年は季節に関係なく安定した人気を保っています。

 

乾燥機には、電気を使って乾かすタイプと
ガスを使って乾かすタイプがありますが、
ガスの方が短い時間で乾燥が完了し
ふんわりとした仕上がりになるという特徴があります。

大型タイプのものだと、毛布や敷パッドなども
ふんわり乾燥させることができるため
重宝しているというご感想もいただいています。

 

但し、ガスを使って乾かすタイプであっても
モーターを動かすために電気が必要なため、
電気とガスの両方の料金がかかってきます。

 

また、ガス乾燥機を設置する場合、
電気とガスの配管などの設備工事に加え、
湿気と熱気を外へ逃すための
排気筒(煙突)の設置が必要です。

 

ガスを燃焼させて乾燥させるため、
万が一、家の中にガスが溜まると
一酸化炭素中毒になる恐れがあるためです。

 

ガス乾燥機の設置後は、
排気筒のひび割れや破れに気づいたら
至急、ガス会社や施工店にご連絡をお願いします

 

洗濯物は外干しより室内干しが今は当たり前!

また、前回のコラムでは「浴室暖房」について話しましたが
暖房と乾燥の両方を兼ねた「浴室暖房乾燥機」もあり、
設置すると浴室で洗濯物を乾かすことができます

 

最近では、外干しより室内干しの方が
好まれる傾向にあります。

 

花粉症対策や下着泥棒対策のために
室内干しを選ぶ人が増えてきました。

 

先日、マンションのリフォームを請け負いましたが、
室内用物干しの取り付け依頼があり、日当たりがよく、
家具や移動の邪魔にならない、窓の近くに設置しました。

 

手動式で竿を昇降できるタイプの商品(ホスクリーン)は、
使用しない時には、竿を天井近くまで
上げておくことができます。

 

外干しより室内干し、室内干しより乾燥機を使用、
という風に洗濯物の乾かし方にも変化を感じます。

 

また、洗濯機と乾燥機が一体型のものもあり、
セットしておくと洗濯から乾燥まで
自動で仕上がるため便利な反面、
洗濯物が皺になりやすい傾向にあり、好みが分かれます。

 

冬の給湯器の故障に注意!

 

ここまで、ガス乾燥機にまつわる話をしてきましたが、
冬の寒さがピークとなるお正月から節分にかけては
給排水設備の故障が多くなります。

 

給湯器の故障、水道管の凍結などに加え、
お正月に帰省され実家で過ごす人数が急に増えたことにより
トイレの下水道が詰まったりすることもあります。

 

様々な故障に気をつけたいところですが、
今年の冬は特に給湯器の故障に注意してください

 

コロナ禍の東南アジアのロックダウンの影響で
未だに、燃焼機器の一部部品が輸入されず
ガス給湯器の組み立てができないという
問題が起こっています。

 

熱交換機の核となる部品の輸入が止まっているため
ガス給湯器やエコキュートの製造がストップして
現在非常に手に入りにくくなっています

 

通常では、正規輸入ルートにて、数日で輸入されていた部品が
現在、数ヶ月待ち、もしくは供給が止まっているという状態です。

 

交換したくても商品の入荷がないため
故障を繰り返す手持ちの給湯器に修理を重ねて、
だましだまし使っている方もいらっしゃいます。

 

給湯器の熱交換機は細い導管に水を通して
燃焼させるシステムになっていて
凍結してしまうと導管がダメになり使えなくなるため、
給湯器本体を交換する必要があります。

 

凍結を防ぐために大切なことは
給湯器の電源を抜かないことです。

 

電源が入っていれば凍結防止機能が働きます

 

長期の留守をするため、
ブレーカーを落としてしまったことが原因で
取り付けたばかりの給湯器に凍結が発生し、
交換が必要になったケースが実際にありました。

 

このようなトラブルには十分にお気を付けください。

 

ガスが遮断された時の復旧方法は?

 

一方、給湯器が故障していないのに
ガスの供給が止まることがあります

 

冬場にガスの使用量が急に増えたりすると
突然ガスが遮断されてお湯が出なくなったり、
ガスコンロが使えなくなったりすることがあります。

 

そんな時には、まず、すべてのガス機器のスイッチを切り
ガスを止めてから、マイコンメーターの復帰ボタンを押し、
約3分経つと元通りガスを使えるようになります。

 

他にも、地震を感知して、
ガスの遮断機能が働くこともあります。

 

地震が発生してガスが遮断された時の復旧についても
使用量が急増して遮断された時と同じやり方で
復旧させることができます。

 

但し、地震の被害状況が深刻な事態ではなく
ガス管が破損しているような大きな影響はないと
思われる場合に限ります

 

手順を踏んでも復旧しない場合は
ガス漏れやガス管の破損などが考えられますので、
ガス会社へのご連絡をお願いします。

 

災害時でも、ガスは止まりにくいため
東日本大震災後は、オール電化に加えガスも併用する
というご家庭が増えました

 

寒い時期にエアコンが使えないと寒さ対策に困りますが
東日本大震災時にはガスストーブ、石油ストーブを使って
寒さをしのいだ方が多くいらっしゃいました。

 

日ごろから、冬の寒さや地震に対する備えをしたり、
不具合に気づいたら早めに対処しておくことが大切ですね。
今回のお話が少しでもお役に立てば嬉しいです。

 

ここまで、リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうすの高橋がお届けしました。

 

お住まいの困りごと、お悩みのある方や
「住まいの健康寿命診断」をご希望の方は
私、高橋まで、お気軽にご相談ください。

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次回は「築160年の古民家を再生!薪ストーブのある暮らしは心も身体もポカポカ暖か!」
のテーマでお話します。

楽しみにしていただけると嬉しいです。

 

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