あなたは「エアコン派」or「ガス乾燥機派」!? 洗濯物を屋内で乾かす方法のメリットとデメリット


リフォーム・リノベーションのご相談で、
洗濯物屋内で乾かしたいというご要望が
多くなってきました。



梅雨の時期などは、外で干せないため、
屋内に物干し用のスペースを確保したい
というケースもありますが、
最近は、花粉PM2.5黄砂の付着から
洗濯物を守るために、
1年を通して、屋内で洗濯物を干したい、
というご相談が増えてきました。



屋内で洗濯から乾燥までを完了させるためには、
衣類乾燥機を使う方法とエアコンを使う方法
がありますので、
これらのメリット、デメリットについて
お話させていただきます。




洗面脱衣室を洗濯乾燥室として使うプラン


最近、よくご提案させていただくプランが、
洗面脱衣室洗濯乾燥室として使う
というものです。



昨年2023年の施工事例ですが、
浴室と洗面脱衣室が狭いので広げたい、
というご要望をいただきましたので、
お住まいの補強も兼ねて増築を行い、
増築したところに、
浴室と洗面脱衣室兼洗濯乾燥室
造りました。



浴室は1畳ほどの広さにして、
洗面脱衣室は、3畳くらいの広さを確保し、
一番小さいタイプのエアコン
6畳用、2.2kW(キロワット)を設置しました。



こちらのご家族は、
小中学生の男の子が3人おられ、
運動部の部活動などをされているそうで、
とにかく洗濯物多いとのことでした。



1日分の洗濯物がたまると、
次の日は、倍の量を干さなければならないため、
1日分ずつ、確実洗濯物を片付けるのが
課題だともおっしゃっていました。



そこで、
雨をはじめとする、天候に左右されない室内で、
洗濯物を干して乾かすことのできる
洗濯乾燥室をご要望されていました。



ホスクリーンという屋内用物干しユニットで、
昇降式のタイプを天井に設置したため、
洗濯物を干さないときは、
天井に格納しておくことができます。



また、物干し用の竿(さお)
3本設置させていただきましたので、
かなりの量の洗濯物を1度に干すことができます。



エアコンを起動させる時に、
風の流れを作るため、
サーキュレーター扇風機を置き
同時に作動させて、空気循環させると
より早く乾かすことができます。




エアコン稼働時には換気扇も同時稼働


洗面脱衣室でエアコンを使う時に、
気をつけなければならないことがあります。



それは、エアコンを稼働させる時には、
同時換気扇を回すことです。



狭い洗面脱衣室に洗濯物を干すと
湿気がこもって、
水蒸気が飽和状態になります。



特に、夏場にドライ運転しながら、
洗濯物を乾燥させる場合、
適度に湿気を抜かないと
エアコン自体に結露が発生します。



そのため、換気扇を回しながら、
空気循環させると、
エアコンの内部結露を防ぐことができます。



洗面脱衣室に換気扇がある場合は、
同時にスイッチを入れればよいですし、
例えば、お風呂を使った後などに、
浴室を開けっぱなしにして、
洗面脱衣室の換気扇ではなく、
浴室の換気扇のスイッチをオンにすると、
洗面脱衣室の洗濯物乾燥させると同時に
浴室乾燥させることができ、
一石二鳥の効果があります。



今回設置したエアコンは6畳用のため、
3畳分の洗面脱衣室で使うと効きが早く、
除湿効果も高いと言えます。



また、洗濯物の乾燥がメインの用途ですが、
洗面脱衣室として、冬場の暖房、夏場の冷風
賄(まかな)うことができるため重宝します。



エアコンの設置費用は、
6畳用の2.2kW(キロワット)で、
本体価格がだいたい5~6万円くらい、
工事費込みで7~8万円くらいです。



気になる電気料金ですが、
夏場は、27~28℃の高めの温度設定にして、
ドライモードで運転させたり、
冬場は20℃くらいの低めの温度設定にして
使用されると節約できます。




ガス乾燥機とエアコンでの衣類乾燥の違い


エアコンではなく、
洗濯乾燥機や電気、ガスの乾燥機を使っている
というお住まいも多いです。



ガス乾燥機については、
以前に書いた記事がありますので、
よろしければ、お読みください。


人気のガス乾燥機だと、乾燥時間が比較的短く、
カラッとして、ふんわり仕上がりますが、
1度にたくさん乾燥できないという弱点もあります。



そのため、洗濯物が多い時は、数回に分けて、
出し入れして、乾燥させることになります。



ガス乾燥機の使用
1~2回で済む洗濯物の量であれば、
手間も時間も短くて済み、ふんわり仕上がる
ガス乾燥機を使われる方が、
ガス代電気代お得になります。



※ ガス乾燥機を使用する場合は、
ガスだけでなく、電気も使います。



対して、洗濯物が多く、
一度にまとめて乾かしたい場合は、
エアコンを使った乾燥の方が
効率が良いと言えます。



ただ、エアコンで洗濯物を乾かすには、
時間がかかってしまいます。



ガス乾燥機だと、1回あたり、
1時間前後くらいで乾きますが、
エアコン乾燥だと5時間くらいかかります。



昨年2023年に施工させていただいた
お客様の場合、、洗濯機を回して、
ご家族全員の入浴が終了してから、
ホスクリーンを降ろして、洗濯物を干し、
浴室換気扇を回しながら、
洗濯物のエアコン乾燥をしているそうです。



朝一番に、乾いた洗濯物を取り込むと、
起きてきたご家族は、
洗濯物の干されていない洗面脱衣室で、
顔を洗い、歯を磨くことができます。



浴室も同時に乾燥することができるため、
カビの発生も防ぐことができています。



洗面脱衣室を洗濯乾燥室との兼用にしたい方、
ガス乾燥機の設置をお考えの方は、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。



次回は「人気の漆喰(しっくい)塗りの調湿作用と居心地のよさ
&DIYでの留意点」のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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