暮らしを整える「住育」&住まいを安定させる「住まいの健康寿命診断」


2024年の新年を無事、迎えることができ、
新たな気持ちでスタートを切ることができました。


新年から1週間経ち、今日は「成人の日」ですね。



成人式を迎えられた方、ご家族、ご親族の皆様に、
謹んでお祝い申し上げます。



これからの人生が健やかで幸せでありますことを
お祈りしております。



さて、お正月休みも終わり、
日常の日々が戻ってまいりましたが、
あなたは、新年の目標を立てましたか?
今年は、どのような年にしたいですか?



私は、近年、目の前のことを
がむしゃらにこなすことに夢中になり、
趣味ややりたいことを疎かにしてきた部分が
大いにあると思います。



今年は、時間の使い方を見直し、
ゆとりの部分を少しでも充実させたいと
考えています。



今回は、私の2024年の目標や見通しについて
お話させていただきます。





古民家再生とご家族それぞれの望む暮らし


今年は、早々に、
古民家リノベーションが始まりました。



昔、旅篭(はたご)が多かった宿場町沿いにある
築130年以上経った古民家です。



周囲の雰囲気に合うよう、なるべく面影を残しながらも、
暮らし向きが向上するような古民家再生を行います。



まずは、築130年以上の古い家が、果たして、
持つのかどうか、再生させられるのかどうかを
判断するために、「住まいの健康寿命診断」を行いました。


幸いなことに、使われているが非常に良いものでした。



そこで、今後40~50年持たせるために、
それぞれの材に、どのように手を加えていくのか、
施工方法を決めていきました。



そうして、手を加えてバランスを保つことによって、
住まいの健康寿命」を延ばせると判断しました。



大骨は残しつつ、
それをサポートする構造のバランスを整えると、
おそらく50年以上は持つのではないかと踏んでいます。



現状を事前に把握して「健康寿命」を先読みしていかないと、
何からどのように、手をつけてよいかわからないため、
住まいの健康寿命診断」で、現状を調査診断することが
施工を成功させる一番の要(かなめ)だと考えます。



古民家を再生した後、ご家族それぞれが、
どんな暮らしを望まれているのか、
5年後、10年後、20年後の将来的な見通しまで、
ご家族で「夢マップ」をしていただき、
具体的にプランに反映させていきます。



ご家族の望まれる暮らしを実現するため、
より具体的な将来像まで落とし込んでいかないと、
表面に見えていない部分を
プランに組み込んでいくことはできません。



夢マップ」は、「住育」のツールのひとつで、
胸の内をふせんにどんどん書き出していくことで、
思いが整理されていきます。



ご家族全員参加で「夢マップ」に取り組まれると
ご家族の思いを共有することができます。





暮らしに溶け込んだ「住育」


ラジオで、定期的に「住育」の話を続けてきましたので、
お客様から「ずっと、住育をされていますね。」と
お声がけいただくことがあります。



パーソナリティの小林さんとも、
今年はまた、住育の話をしていきましょうと、
話しています。



約7年前のオープンハウス完成時には
パーソナリティの小林さんが取材に来てくださり、
ラジオ発信をしていただきました。



ふくろうはうすのオープンハウスは
「住育」要素をふんだんに取り入れています。



住育」をできるだけわかりやすい形で、
多くの人にお伝えすることを
今年の目標のひとつにしています。



また、「日本住育協会」の理事の活動として、
工務店さん向けの支援を考えています。



より暮らしに溶け込んだ、実践する「住育」を目指して、
誰もがわかりやすい「住育」を実現していきたいと
思っています。





安全で快適な暮らしのための「住まいの健康寿命診断」


昨年は、窓断熱を対象とした国の補助金
募集が行われました。



窓断熱のメリットを生かして
どのようにリフォームするのがよいのか、
をきっかけとして、家全体を見直したいけど、
漠然としていて、どこから手を付けたらよいのか、
わからないというお問い合わせをいただきました。



ご自身でネット検索され、
ふくろうはうすの「住まいの健康寿命診断」に
たどり着かれたそうです。



お住まいにお伺いすると、築55~56年くらいで、
お客様のご希望としては、今後30年くらい
この家で暮らしたいとのことでした。



お住まいの寿命が持たないようなら
建て替えるしかないとお考えでしたが、
住まいの健康寿命診断」の診断結果から、
使われている材質良質のため、
ある程度手を加えると、今後40年近く
家をもたせることができると判断しました。



建て替えほどの費用はかからず、
今後40年くらいの保全ができるため、
お客様は安心され、
具体的なリフォームのプランへと進まれました。



当時の材料や建物の造りが、
どの程度リフォームに耐えられるか、
どの程度手を加えたら保全ができるか、
住まいの健康寿命診断」の判断基準として
そこに着目点を置いています。



住まいの健康寿命診断」は、
一般的な「ホームインスペクション」を深堀りし、
より精密で、より実践的に、
住まいの将来までを見据えて、
建物の健康寿命を長く保つための診断です。

一般的な「ホームインスペクション」と
ふくろうはうすの「住まいの健康寿命診断」の
違いについては、過去の記事がありますで、
お読みくださると嬉しいです。


「ホームインスペクション」とふくろうはうすの「住まいの健康寿命診断」



今後も、お住まいやそこでの暮らし
安心快適に続いていくことを目的とした、
住まいの健康寿命診断」についての理解を
深めていきたいと思っております。



結局、仕事中心の話になりましたが、
プライベートでは、山登りやキャンプに出かけて
自然の中に身を置きたいとも考えております。



始まったばかりの2024年が、
充実した楽しい年になるとよいですね。


今年も、コラムを読んでくださると嬉しいです。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。


次回は「『転ばぬ先の杖』のリフォーム~温度のバリアフリーと手すりの設置~」
のテーマで準備しています。


楽しみにしてくださると嬉しいです。

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