ふくろうはうすの求人募集に想う私のものづくりの原点

いよいよ今週末はクリスマスですね。
商店街や街路樹のイルミネーションが寒空に輝いて
何となく華やかな気分になります。

クリスマスのイルミネーションが寒空に輝く華やかな季節です

新築の時から携わらせていただいているお客様で、
毎年この時期になると、お住まいをイルミネーションで
ライトアップされているご家族がいらっしゃいます。

 

年を重ねるにつれ、飾り付けが少しずつ増えて、
外壁にはサンタクロースが微笑んでいたりと、
ご家族だけでなく、道行く人の目も楽しませています。

 

今ではすっかり冬の風物詩となった
お客様のお住まいのイルミネーションを毎年楽しみにしている
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋です。

 

あなたはどんなクリスマスを過ごす予定でしょうか?
ご家族やご友人と華やかなひとときを楽しんでくださいね。

 

以前のコラムで詳しくお伝えしていますが、現在、
ふくろうはうすでは、現場監督大工の求人と
私の後継になりたい人の求人を行っています。

 

ご縁とは不思議なものです。
ご縁によって人生が変わることがあります。
よい出会いがあればと思っています。

 

私は、子どもの頃から当たり前のように
建築を身近に感じながら過ごしてきたのですが、
そんな建築現場は何を取っても、不思議なもの
溢れていました。

 

今回は、私がものづくりや建築に夢中になっていった
経緯についてお話します。

 

好奇心から始まる学習

子供のころ、祖母が「笑い袋」を買ってきたのですが、
なぜ、声が出るのか?なぜ、何度も再生できるのか?
私には不思議でたまりませんでした。

 

何度も再生を繰り返すうちに壊れてしまったのですが、
祖母から「壊れたから分解してもいいよ。バラバラにして
元に戻したら新しいのを買ってあげる。」と言われました。

 

壊れたものを修理できるはずもなかったのですが、
バラバラにしてから、元の形に組み立てることはできました、
何点か部品は余ってしまいましたが…。

 

祖母に出来上がったものを見せると
「じゃあ、約束通り新しいのを買ってあげる。」と。

 

後から思えば、興味を持ったものに対して、
とことん向き合えるようにとの取り計らいだったのかなと
思います。

 

少し大きくなってからは、ラジオをもらって、
分解しては組み立てたりしました。

私のものづくりの原点は壊れたラジオなどの分解と組み立てなどで養われました

仕組みを知るにはそれなりに学習しなければならない。 
勉強しなきゃこういうものは作れないからな。」
と祖父から言われた記憶もあります。 

 

当時は、建築現場で職人さんに手ほどきしてもらいながら
現場の端材で、のこぎり、ノミの使い方などを教わりました。

 

また、「この絵になるように組んでみて」と
いくつかのパーツに分けられたものを
大工さんが現場でささっと作ってくれたのですが、
組み立てる船の形になるものでした。

 

木の組み方を熟知している大工さんが作ったのは
木組みのパーツを組み合わせる知恵の輪のようなもので
絵を見ながら船を完成させる遊び心があり、
印象深く残っています。

 

現場では仕事に厳しく、一見、怖い感じもありましたが、
お客様から頂いたというお菓子を「大切に食べろよ」と
手渡ししてくれる時の顔がとても優しい大工さんでした。

 

いつも、子どもの私の目線に合わせて下りてきて
遊びも真剣に教えてくれる優しさ
仕事に対する厳しさの両方を兼ね備えていました。

 

道具の扱いは体で覚える

大人になり親方の元で修行をさせていただきましたが、
現場では常に親方の目が光っていました。

 

当時は身体で覚えるという時代だったため、
危険に繋がる場合などに殴られることもありましたが、
もちろん手加減があり、親心によるものです。

 

現場では刃物を扱うため、危険を避けるために身につける
ことが多く、厳しく見守られていたと思います。

 

例えば、ノミの研ぎ方ひとつとっても、当時は今のように
ノミの替え刃などはなく、個々の手癖に合わせた研ぎ方を
親方は教えていました。

 

なくて七癖」と言われますが、ノミの使い方にも
それぞれ癖があり、親方の癖に合わせて教わると、
手を切ったり、けがをする元になります。

 

微妙な角度で、使い勝手の良し悪しが決まるため、
自分の手癖に合った研ぎ方の角度などをまず覚えますが、
慣れてくるころには、目をつぶっていても、
自分の手足のように使えるようになります。

ノミなどの道具は個々の手癖に合わせた研ぎ方を最初に教わります

今は、ほとんど使い捨てとなったのこぎりですが、
当時はのこぎりの目立てを行い、
刃のギザギザの角度に合わせて均等に研いで
手入れをしていました。

 

目立てとは、のこぎりの刃先を立てることですが、
握る角度の違いなどで、個々の癖があるため、
研いでもらうと、その人の癖が出ることもあります。

 

のこぎりの目立てを専門に行う人もいて、
大工さんの個性に応じて、手癖に合わせて
のこぎりの研ぎ方を変えていました。

 

現在、のこぎりのほとんどが使い捨てとなったため、
目立て屋さんはほんのわずかいらっしゃるだけです。

 

片付け上手は仕事もできる

子どものころ、現場で始めたのが片付けでした。

 

片付けができる人は仕事もできると、
最初に言われたのですが、今でも通じます。

 

片付けができる人は、様々なことに気がつくことが
できる人であり、変化に気付ける人でもあるため、
片付け上手は重宝されます。

一日の終わりには片付けや掃除を行い、仕事ができる喜びや道具などに感謝します

翌日にも同じような作業があるとしても、
一日の終わりには片付けを行い、掃除をして、
「今日も一日ありがとう」と仕事ができる喜び
道具などにも感謝します。

 

ものにはがあるため、そのひとつひとつへの感謝ですが、
声をかけると応えてくれるという気もします。

 

粗末にすると罰が当たって、自分の足が折れるなどと言われ、 
自分のしたことに責任を持つことと戒め感謝の3つは、
昔から最低限のこととして守られてきました。

 

私の曽祖父は宮大工だったため、神事に造詣が深く、
ものには全て魂が宿るという考え方が身についていて、
祖父や父にも引き継がれてきたと思います。

 

いつも平常心で、何をするにも感謝の気持ちで行うこと、
思いあがると罰が当たるとよく聞かされたものです。 

 

只今、ふくろうはうすでは、現場監督大工の募集と
後継者候補の募集を行っております。

 

人を育てるというとおこがましい言い方になりますが、
なりたい自分を模索している人や、
自分自身を見い出せない人にとって、
色々な意味で一助になればと思っています。

 

ふくろうはうすの仕事をやってみたい方、
建築現場やものづくりに興味がある方は
まずは、お気軽にお問い合わせください。

「ふくろうはうす」現場監督、大工の募集と後継者候補の募集

そして、ふくろうはうすの家がどんな感じなのか体験&体感しに
オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」にも是非
参加してみてください。

 

ふくろうファミリーの一員になったら、
こんな家を作れるようになるんだなとイメージいただけますし、
直接見学会に参加いただくことで、色んな会話から
刺激ヒントなども得られるかと思います。

 

就職に繋がらなかったとしても、
将来のご自身の家づくりのヒントにもなりますよ。

 

実際に私たちが暮らしている家から得られる気づきなど、
色々受け取ってお持ち帰りいただけたら幸いです。

 

今なら、オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」に
ご参加くださった方には、もれなく
(書籍)「群馬発! 住まいの健康長寿リノベーション!」を
プレゼントさせていただいていますので、
是非、受け取っていただけたら嬉しいです。

ふくろうはうす 暮らしの見学会へ

 

群馬県桐生市にお住まいの方はもちろん、
みどり市、太田市、伊勢崎市、前橋市にお住まいの方も
お気軽にお越しくださいね。

 

次回は2022年の最後のコラムになります。
お読みくださると嬉しいです。

 

Spread the love
上部へスクロール