洗面脱衣室は洗濯室&物干しスペース

お風呂のリフォーム時には、洗面脱衣室も一緒に施工され、
お風呂と洗面化粧台の両方の交換をされることが多いです。

 

また、洗面脱衣室には、洗面化粧台洗濯機
置いてあることが多く、リフォームを機会に
洗濯機も長年使ったからと新調されることがあります。

 

お風呂と脱衣室のエキスパート
群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋まで、
何かあればいつでもご相談ください。

 

今回は、洗面脱衣室の洗濯にまつわるお話を
させていただきます。

 

洗面脱衣室を使った衣類乾燥

洗面脱衣室に乾燥機を設置すると
洗濯ものを干す作業がなくなりますが、
乾燥機がない場合、洗面脱衣室は、
物干しスペースとしても、よく使われます。

洗面脱衣室は、物干しスペースとしてもよく使われます

洗面脱衣室の天井に
昇降できるタイプの室内物干しユニットを設置し、
手元まで物干し竿を下ろしてくると、
低い位置で洗濯ものを竿に干すことができます。

 

洗濯ものを干し終え、高い位置に物干し竿を上げると
洗濯ものが乾きやすく、衣類がすらりと並ぶ圧迫感からも
解放されます。

 

また、使わない時は天井近くに竿を収納することが
できるため、空間がスッキリします。

 

最近は、天吊りタイプの着脱式のものがあり
狭い空間でも1本吊りなら邪魔にならないため、
一人暮らしの人がよく設置されます。

 

乾燥暖房機を設置しなくても、洗面脱衣室に
暖房をつければ、洗濯物を乾かすことができます。

 

4~5人家族の1日の洗濯ものの目安が約7kgですが、
竿1本の設置で、脱水後の洗濯ものを7kgまで
干すことができます。

 

一人暮らしの人なら、4~5日分の洗濯ものをまとめて
一度に干すことができるため重宝されています。

 

使わない時には、竿は伸縮性があり短くできますし、
天井から伸びるバーも回転させると取り外せますので、
普段はコンパクトに収納しておくことができます。

 

浴室に暖房乾燥機を設置され、付属の物干しポールを使って
浴室で洗濯物を乾かすという人もいらっしゃいます。

浴室の暖房乾燥機で付属の物干しポールを使って浴室で洗濯物を乾かします

ご家族が多く、子供さんが運動部で活動しているご家族は、
浴室と洗面脱衣室の両方に暖房乾燥機を設置して
ローテーションを組んで、洗濯物を乾かしているそうです。

 

最近は、洗面脱衣室にエアコンの設置
させていただくケースが多いです。

最近は、洗面脱衣室にエアコンの設置をさせていただくケースが多いです

暖房乾燥機を設置してもよいのですが、
洗濯物が多い場合はエアコンの方がよく乾きます

 

洗面脱衣室にエアコンを設置し、作動させて
浴室の扉を開けておけば、浴室が暖まるのも早いです。

 

浴室を使われた後に、洗面脱衣室に洗濯物を干して、
エアコンを作動させると、浴室の結露対策にもなり、
カビも生えにくいという副産物的な効果もあります。

 

「エアコンを設置してよかった。」というお客様に
理由をお聞きすると、
「梅雨時の結露に悩まされなくなりました。
夏場は冷房できるし、
年間通して洗濯ものが乾くのが早いです。」
と嬉しいお声をいただきました。

 

エアコンと暖房乾燥機を同じように使うと、
エアコンの方が消費電力の20%くらい節約できます。

 

狭い空間でも、洗面脱衣室の窓辺や洗面化粧台の上に
設置できるようなコンパクトなエアコンもあります。

 

洗面脱衣室に暖房乾燥機やエアコンを設置すると、
朝の洗顔の短い時間に作動させて
室内を暖めたり、冷やしたりすることもできます。

 

生まれたばかりのお孫さんをお迎えするため、
浴室と洗面脱衣室に断熱材を入れるリフォームを行い、
浴室と洗面脱衣室の両方に暖房機を設置し、
寒さ対策を万全にされたお客様もいらっしゃいます。

 

洗濯機の防水パンの設置

洗面脱衣室には、最近まで
洗濯機の防水パンが設置されていましたが、
現在の洗濯機は水漏れの心配がほぼないため
取り外すことが多いです。

洗濯機の防水パン with ふくろうキャラクター(ぷく・
ふくお・ふくこ)

ほこりや汚れが溜まって、掃除しても取り除けない
ことに加え、20年近く使った洗濯機パンは、
ほぼ樹脂の粘りがなくなっているため、
洗濯機を置いたら割れることもあります。

 

また、ドラム式の洗濯機だと重くて、場所も取るため、
設置されている洗濯パンに収まらないことがあります。

 

洗面脱衣室を広々使いたいというご要望をいただき、
排水共栓(ともせん)という、
排水トラップと一体化した配管部品を取り付け、
洗濯パンを取り外すことが多いです。

 

実は、ふくろうはうすでは、以前から
防水パンをあまり設置していません。

 

代わりに、洗濯機を乗せるキャスター付きの台座
リフォーム工事の余った材料を使って、
造らせていただいたことがあります。

 

洗濯機の排水ホースを少し長めに仕上げておいて、
キャスターごと洗濯機を手前に引き出せば、
台座の下の掃除が簡単にできるため、
これは便利ですねと、嬉しいご感想を頂いています。

 

ご年配の方に人気の二槽式洗濯機

ご年配の方に人気の二槽式洗濯機

洗濯機は、ご年配の方にはいまだに
二槽式の人気が高いですが、二槽式洗濯機を置くと、
どうしても幅を取ってしまいます。

 

先日も、お客様から二槽式洗濯機を設置したいとの
ご要望をいただきましたが、
洗面脱衣室は1坪弱ほどの狭い空間のため、
洗濯機と横並びとなる洗面化粧台は
かなり小さめのものを探しました。

 

洗面化粧台の幅は通常、60cmはあるのですが、
47cmのコンパクトなものを設置しました。

 

お二人暮らしのため、これくらいコンパクトでも
支障はないと思われます。

 

二槽式洗濯機を選ばれる理由を伺うと、
脱水機を単独で使えるからとのことです。

 

白いものと色物を分けて洗濯する場合、
先に洗った白いものを脱水機にかけながら、
同じ洗濯液を使って、色物のために洗濯槽を回せるため
時間を短縮できるとのことです。

 

また、刻んだ野菜の脱水をするのに
二槽式洗濯機の脱水機が使えるそうで、
そういえば、私のおふくろも、昔は
そんなことをしていたな、と思い出しました。

 

農業をしている私の妹の家では、
家の外に二槽式洗濯機を数台置き、
蒟蒻(こんにゃく)芋の小芋を振り分け、
脱水するために使っています。

 

業務用の大型の脱水機を使うと、
メンテナンス費用がかかってきますが
家庭用の二槽式洗濯機だと小型で使いやすく
コストパフォーマンスが良いとのことです。

 

私の近所のクリーニング屋さん
二槽式洗濯機を5~6台並べて使っているそうです。

クリーニング屋さんでも、二槽式洗濯機を5~6台並べて使っているそうです

二槽式の便利なところは、洗濯槽を回して一旦止めて、
汚れたところをつまみ洗いして、洗濯槽に戻して
再度回し始めることができることで、
業務用としても二槽式洗濯機が活躍しているそうです。

 

全自動洗濯機よりも安くて丈夫な二槽式洗濯機は
洗濯以外の使い方で、生活の知恵を活かせるような
アイデアもあり、変わらない人気の高さのようです。

 

様々な現場で働いていると、
直接お客様の声を聴くことが出来るので、
このような家電などについても、とても勉強になります。

 

あなたは探求心好奇心は旺盛でしょうか?

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PS.
今週は、水曜日と金曜日の見学会に空きがありますので、
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次回は「『住まいの健康寿命診断』を元に施工計画を練ります」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

 

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