台風に備える窓の防災対策


9月1日は「防災の日」で、
9月1日を含む1週間は「防災週間」です。



ちょうど台風シーズンでもありますので、
今回は「防災週間」に因(ちな)んで、
台風に備えるための窓の防災対策についてお話します。

台風


ドラマや映画の台風のシーンで、
窓ガラスが割れ、家の中に雨が降り込んできて、
慌てて窓を塞ぐ場面をご覧になったことが
あるかと思いますが、


容赦なく叩きつけられる雨と強風に挑む前に、
簡単にできる窓対策がありますので、
あなたは、賢く事前に取り入れて下されば嬉しいです。





窓ガラスの破壊と飛散を防ぐ防災対策


台風の通過など、強風時に、
窓ガラスが割れる原因は何だと思われますか?



「風の力=風圧」で割れる、
と思われた方が多いと思います。



もちろん、風圧で割れることもありますが、
ガラスは意外と粘り強く、
揺れてもたわんで風圧に耐えます。



それよりも、
風に乗って飛んできた小さな断片が
ガラスにコツンと当たった衝撃
割れてしまうことの方が多いです。



ガラスは堅くて緻密ですが、
脆(もろ)いという弱点があり、
衝撃には弱いです。



大型台風上陸時に、上空から地面に向かって、
叩きつけるような強風が吹き荒れ、
地面に置いていたものが、舞い上がって
窓に当たりガラスが割れるという事例が
実際にあります。



台風に備えて、窓ガラスにガムテープ
縦横斜めとユニオンジャックのように貼って
防災対策をされたというお話を
お聞きしたこともあります。



ガラスが割れて飛び散り、
その破片でケガをしないようにと、
安全のための防災対策ですね。



できれば、ガムテープだけでなく、
窓の大きさいっぱいに段ボールを貼り付けると、
強風の衝撃を和らげ、
ガラスの飛散を防ぐこともできるため、
更に防災対策に効果的です。

ガムテープと段ボールで窓の防災対策


ガムテープや段ボールで防護するのもよい方法ですが、
ガムテープだと後が大変なので、
飛散防止のために最も効果がある
窓ガラスに貼る飛散防止用フィルムを活用すると良いです。



フィルム1枚を貼るだけですが、
ガラスの飛散防止効果が高くなります。
スマホの保護フィルムみたいですね。





窓ガラス用飛散防止フィルムの貼り方


窓ガラスに貼る飛散防止用フィルムは、
ホームセンターなどに置かれているもので、例えば、
住友3Mさんの「窓ガラス用飛散防止フィルム」は、
ご自身で比較的簡単に貼ることができるので良いです。



上記フィルムは、透明のものもありますし、
プライバシーを考えて作られた半透明のもの、
デザイン性のあるステンドグラス風などもあります。

「窓ガラス用飛散防止フィルム」にはデザイン性のあるものもあります


透明のフィルムは薄いタイプのものが多く、
半透明のものやデザイン性のあるものは厚めで、
貼りやすいのは厚めのものです。



余談ですが、飛散防止用以外でも、
夏の暑さを軽減するための「熱線遮断フィルム」、
紫外線を99%カットする「UVカットフイルム
などがあり、そういった製品も人気があります。



貼りやすく剥がしやすいため、DIY感覚で貼り、
柄に飽きたころには、貼りかえることもできます。



百均ショップなどでも、各種フィルムを
置いているところがありますので、まずは、試し
窓1枚分貼るところから始めてみては
いかがでしょうか?



私と同世代の方なら、自動車の窓ガラスに
ウィンドウフィルムを貼ったご経験のある方が
いらっしゃるかもしれませんね。



当時は、
外から見えにくいスモーク調のものが流行っていて、
ガラスに霧吹きで水を吹き付けて、
フィルムを貼りつけていました。



ウィンドウフィルムを貼ったことのある方には、
懐かしんでいただけると思いますが、
フィルムの貼り方を具体的にお伝えします。


ステップ1:
まず、窓ガラスを綺麗に掃除してください。
(これが最大のポイントになります)


ステップ2:
フィルムは窓の内側に貼るタイプのものが多いです。
(窓の外側だと貼るのが多少、難しいです)


ステップ3:
水浸しになるので、フローリングなどを傷めないよう
窓の下の部分をビニールなどで養生してください。


ステップ4:
ガラスにをたっぷりつけておいて、
フィルムを窓の上部から下に向かって、
なでおろすように並行に貼り付けていきます。


ステップ5:
空気を抜きながら貼り付けていくイメージですが、
ところどころ空気が溜まるので、
スクイージーを使って、中心から外に向かって、
空気を逃がすように貼っていってください。

スクイージー



ステップ6:
貼り終わったら、窓の下の養生を取り除いて下さい。


ステップ7:
出来上がりです。お疲れ様でした。



「窓ガラス用飛散防止フィルム」以外の対策として、
網戸をテープなどでしっかり固定しておく、
カーテンをしっかり閉めておく、
なども、窓ガラスの破損や飛散の防護になります。





雨戸やシャッターの設置による防災対策


強風時に窓ガラスが割れると、家の中に強風が吹き込み、
風が大きく膨らんで、家の内部に圧力がかかり、
屋根が吹き飛んでしまうことがあります。



群馬県桐生市で数年前、竜巻が発生した時に、
屋根と壁が一瞬にして飛ばされ、
家全体の2/3ほど剥がされたお客様が
いらっしゃいました。

竜巻の発生


ご相談をいただき、ふくろうはうすが
お住まいの修復をさせていただきました。



お住まいに伺ってみると、
ガラスが割れた窓からだけでなく
屋根にある風穴の部分からも強風が内部に入り込んで、
屋根だけでなくが一部破壊され、
一緒に飛ばされた状態でした。



ここ20年ほどで、ペアガラスのサッシが普及して、
雨戸の必要性がなくなったという印象があり、
雨戸のないお住まいが多くなりました。



防災を考えると、特に、南面東面
窓の開口部が大きいところは
雨戸シャッターを設置する方が安心です。

シャッターの設置


後付けシャッターを設置する場合の費用は、
製品と施工費込みの目安として、1ヶ所あたり
掃き出し窓だと20万円くらい、
小さめの窓だと13万円くらいです。



今回、読者さんへの特別キャンペーンとして、
後付けシャッターの施工をされた方に、
施工場所のサッシの網戸の張り替え
プレゼントさせていただきます。



今回の特別キャンペーンは、
9月末日までのお申し込み分とさせていただきます。


お申し込み時に「合言葉」が必要となります。


お電話でのお申し込みの場合は、「合言葉」を
お伝えください。
0120-50-2960


ホームページのお申込みフォームからの場合は、
「メッセージ・ご相談内容」欄に
「合言葉」をご入力の上お申し込みください。


今回の特別キャンペーンの
「合言葉」は「後付けシャッター」です。



シャッターの設置をされ、窓部分を強化して
台風への備えを万全にしてください。



自然災害の被害や防災などが心配な方は、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。


次回は「雨漏り対策と大雨による浸水などの水害対策」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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