節分くらいまで、厳しい寒さが続きますが、
そのころまで給排水設備の故障が増えます。
寒い時期だからこそ、故障してほしくないものですが、
このようにトラブルが増えやすくなりますので、
快適な冬を過ごすためにも、今回の記事を読んで、
故障を防ぐために自分で簡単にできる点検方法や
日ごろから気をつけておきたいひと工夫を
行っておいていただけたら嬉しいなと思います。
こんにちは。
リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうすの高橋です。
前々回のコラムでは、人気上昇中のガス乾燥機の
お話をしました。
ガス乾燥機を使った乾燥は短時間で済ませることができ、
しかも、ふんわりした仕上がりになるので人気です。
ガス乾燥機を設置したお客様のお話ですが、
子どもさんが4人いらっしゃるご家族で洗濯物も多く、
冬場は1日中乾燥機を回しているそうです。
洗濯機で皺(しわ)にならない程度に乾かす機能を使ってから
ガス乾燥機にかけると更に時短になるそうです。
ふんわり仕上がった洗濯物は取り出して、
部屋干し用の竿(ホスクリーン)にかけておき、
バスタオルやフェイスタオルなどをその都度、
竿から下ろして使う工夫をされているそうです。
忙しくてにぎやかな毎日が便利になり
ご家族で楽しく元気に過ごされているそうです。
乾燥機は洗濯物をたくさん入れると長時間かかり効率が悪いため
少しずつ入れて複数回乾燥させる方が、トータルで燃費もよくなります。
ガス乾燥機を安心して使うために定期的な安全点検を
ガス乾燥機を設置する時に取り付ける排気筒は
ガスを燃焼させると発生する一酸化炭素を
屋外へ逃がすための煙突の役割をします。
021年の秋から年末にかけて
4件のお風呂のリフォームをさせていただきましたが、
そのうちの3件はガス乾燥機を設置されていて、
3件とも排気筒のズレや破けたところが見つかりました。
ガス乾燥機は脱衣室の洗濯機の上に
スチールのフレームで組んだ半固定状態で設置されていることが多く
洗濯機のガタガタという振動の影響を受けやすいため、
少しずつ、ガス排気筒の接触がずれていき、
排気筒の素材として使われているアルミのジャバラに
ひび割れやズレが発生します。
ガス乾燥機を稼働させながらお風呂に入っていると
気持ち悪くなったというお話をお客様から伺い、
点検すると排気筒の接触不良が原因で
一酸化炭素が漏れていたこともありました。
いずれの現場も、「大切なところなので修理しましょう」と
提案させていただき、補修を行いました。
設置してしまうと、あまり注意を払わないものですが
3年、5年と経ってくると本体と排気筒の継ぎ目のところが
ずれたり、破けたりすることがありますので、
異常がないかご自身で安全点検することが大切です。
場合によっては命にかかわる危険に繋がりますから
定期的に確認してくださいね。
ガス乾燥機の稼働時には通気が大切
また、乾燥機を稼働させる時には、
冬場は寒いかもしれませんが、若干窓を開けておくと良いです。
ガス乾燥機を燃焼させると燃焼されたガスは
屋外に排出されます。
閉めきった状態で乾燥機をかけると
室内の空気を使ってガスを燃焼させているため、
外からの新鮮な空気を入れる必要があります。
弊社「ふくろうはうす」施行による、ガス乾燥機設置の場合には、
窓の下あたりに通気口を開けます。
外からの冷たい空気は入りにくくして、通気をよくするためです。
もともと、ガス乾燥機の施工部材に、通気のためのものがありますが、
使われているお家は少ないです。
通気部材を設置しても1ヶ所数千円くらいで取り付けられ、
施工費用が極端に高くなることはないため、安全対策のため
ガス乾燥機の設置時には通気部材も設置されることをお勧めします。
洗濯物の時短乾燥やふんわり仕上げなどは、とても便利で快適ですが、
健康のため、ガス乾燥機は安全に使ってくださいね。
今の時期だからこそ特に、今回お伝えしたポイントを
大切にチェックしていただけたら嬉しいです。
給排水設備の不具合が発生してお困りになったら
「住まいの健康寿命診断士」の私、高橋まで、
お気軽にお問い合わせください。
リフォーム・リノベーションを検討されている方も
お気軽にご相談いただければ、
あなたのご希望に沿った最適なプランをご提案します。
次回は「トイレの詰まりの原因と日ごろから気をつけておきたいポイント」
というテーマでお届けする予定です。
お読みくださると嬉しいです。