【新築】自然と調和し、日々の暮らしを楽しむための「大人の隠れ家」の完成


2024年8月に着工が始まった
新築のお住まいが完成して、
先週、見学会を開催させていただきました。



新築の他に中古物件リノベーション
視野に入れて、土地や物件を探した結果、
条件に合う土地が見つかり、
無事、新築を行うことになりました。



また、施主さんは、新築にあたり、
自分でできる部分をDIYで参加したいと
ご要望されていました。



今回は、施主さんが長年の思いを形にした、
お住まいの完成までの経緯について、
お話させていただきたいと思います。



また、施主さんが、FM桐生の「ふくろうはうすのスマイル」に
ご出演いただいた時の動画がありますので、
よろしければ、ご覧になってください。




自然との共生を意識した暮らしのプランニング


桐生を象徴するような山のグリーンが、
借景となり、山の懐に抱かれた、
山小屋のようなイメージで、
新築のプランが始まりました。



というのは、
施主さんの趣味は山登りで、
自然との共生を意識した生活をしたいと
以前から、よくお話されていたからです。



そこで、自然との調和を意識して、
日々の生活を楽しめるお住まい、
自立できる暮らしを重要視して、
プランニングを進めていきました。



自立できる暮らしとは、
仮に、水道や電気など
ライフラインに支障が出るとしても、
たちまち、生活が成り立たない、
ということにならないよう
日頃から備えておくという意味です。



山登りをして、キャンプをする場合、
を調達してきて、を起こし、
煮炊きしたり、灯りにしたりします。



施主さんは、そういうことに慣れているうえ、
薪ストーブドラム缶を使った五右衛門風呂
取り入れたいとお考えでしたので、
様々な仕掛けのあるお家になりました。



また、家の裏には、
山から流れている清水の沢があるため、
それを引き込めば、
例えば、水道が使えなくても、
水を利用することができます。



プランニング前に、土地の環境を観察し、
どのように生かしていけばよいか、
施主さんと一緒にアイデアを出し尽くし、
生活空間をイメージしていきました。




玄関を開けると待っているのは「ボルダリングの大壁」


また、日々の暮らしを楽しむための
仕掛けとして、玄関を開けると、
一面がボルダリングの壁になっています。



オープンハウスの我が家の見学に来られ、
ボルダリングの壁をご覧になってから、
ボルダリングに興味をお持ちになり、
娘さんと一緒に近所のボルダリングジム
通われています。



簡単なルートから攻めていって、
難しいルートに挑戦することができるよう
簡単にボルダー付け替え
できるように工夫しました。



また、ボルダリング用の壁は、
正面の壁だけでなく、両サイドまで広げ、
広い面積を使って、ボルダリングを
楽しめるようにしました。



ボルダリングを行う時、床には、
安全対策マットを敷きます。



1部はタイル張りの土間なので、
そこにマットを敷くための台座を準備しました。



ボルダリングの壁を上っていった
ゴールの先には、うんていを作りました。



うんていの長さも、我が家の倍以上は
取ったため、トレーニングジム並みの
運動量が確保できます。



2階のスペースを使って、うんていの他に
ストレッチなどを行うこともできます。



2階の高窓から、ちょうど真正面に
桐生の山々を眺めることができるため、
爽快な気分でトレーニングを行えます。




薪ストーブとオフシーズンの薪集め


薪ストーブを置きたいというのも、
施主さんのご要望のひとつだったため、
長野のモキ製作所に、
薪ストーブの製作を依頼しました。



ここの薪ストーブは、
広葉樹でも針葉樹でも、
燃やすことができるという
使い勝手の良さがあります。



薪ストーブ用のを確保するために
オフシーズンには薪集めをしますが、
施主さんは新築の完成に向けて、
着々と薪集めを楽しまれていました。



また、はそれほど広くないですが、
バーベキュースペースを確保しました。



焚き火台としても使えるため、
自然の山遊びの延長のようなイメージで、
山仲間と一緒に焚き火を囲みながら、
山にいるような感覚で過ごせるという
楽しみもあります。



非日常を少し、日常に取り入れることで、
日々の暮らしにメリハリをつけることが
できます。




施主さんのDIYで壁と天井の漆喰塗り


今回は、施主さんのご要望のひとつの
DIYにも挑戦していただきました。





手先が非常に器用な人で、
山登りが趣味という体力のある人なので、
辛いだろうと思われる作業が続いても
楽しんでいるご様子で、地道
コツコツと漆喰塗りを完成されました。



現場での安全対策としては、
不要なものを置かないようにして、
しっかりと養生し、我々が作業するよりも、
脚立と道板をしっかり縛って動かないよう
作業場を整えてから、入っていただきました。



一番高いところは、床から3mか、
それ以上のところもあり、
高所作業になるため、危険が伴います。



施主さんは山男のため、
高いところも平気で作業されていましたが、
高い場所では、
体を交わしたり動かしたりすることの
負担が大きくなります。



手元にばかり集中していると
足下が危うくなったりもして、
夢中になるほど、危ないという側面もあります。



安全対策のひとつとして、作業時間を決め、
「10分作業したら1回降りてください」という
ルールを決め、休憩時間を多くとりながら、
DIYを進めていただきました。



作業前には、施主さん自ら、
準備運動しよう」とストレッチして、
体をほぐされてから、スタートというのが、
毎回のルーティンという感じでした。



こうして仕上げられた、天井と壁の漆喰塗りは、
自然の調湿効果消臭効果があります。



床材は、地元産の天然木杉材を加工したため、
時間の経過とともに、
全体の色合いの変化を楽しめます。



玄関に入ると、杉の香りに包まれ、
むき出しのは、部分的に「あらわし」として
見せることで、木のぬくもりを感じられます。



全体が白基調のため、空間的な広がりを感じられ、
床、柱、梁に使われている木材との調和が取れ、
心地よい空間が出来ました。



今回の新築は、まるで、
大人の隠れ家」のような雰囲気の
お住まいが出来上がりました。



このお住まいでの施主さんの暮らしぶりや、
暮らしながらの今後の変化なども、
楽しみにしております。



新築やリフォーム、・リノベーションをお考えの方は、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。



次回は「薪ストーブの種類と特徴&オフシーズンの薪集めの楽しみ」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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