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【創業92年】丁寧・誠実な仕事をモットーに、群馬県桐生市を中心にリフォーム&リノベーションを専門にお手伝いしている工務店
2022-03-21

押し入れのカビの原因は床下の通気口?

土台として建物を支えている基礎の床下は、
普段あまり気にすることがありません。

ところが、床下の状態は建物の寿命にも関係してきます。

 

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。

リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうすの高橋です。

 

今回は、床下の通気口トラブルのパターンや湿気対策、
床下環境についてお話します。

床下の湿気の原因とは?通気口が教えてくれたこと!

「ふくろうはうす」では、押し入れの湿気についての
お問い合わせをいただくことがよくあります。

 

除湿シートを敷いたり、湿気取り剤を置いたりしたけど、
湿気が取れなくて、困っているという内容です。

 

多くの場合、床下の問題によって生じている場合があります。

 

湿気が多いということは、床下の狭い空間に湿気が滞留していて
逃げ道がない状態だということが推測出来ます。

 

ですので、床下の通気環境を整えてあげることで
押し入れの湿気の問題を解決することができます。

 

経験上、床下に湿気が溜(た)まる原因の約80%は
通気口が塞がれていることによるものです。

 

 

お家の南側は、掃き出し窓のような大きな窓があり
通気口の数が少ないです。

 

北側は、例えばスタッドレスタイヤを置いたり、
荷物を山積みにしたりと、物置のようになっていることが多く、
知らず知らずのうちに、通気口が塞がれていることがあります

 

通気口が塞がれてしまうと水蒸気がそこに溜(た)まり、
湿気が高くなります。

 

特に南と北などの通気口が塞がれてしまうと
風が通り抜けられなくなるため
湿気が滞留してしまいます

 

押し入れは閉じられた空間で、
基礎も同じような構造で作られているため、
特に湿気が溜(た)まりやすい状態となっています。

 

他にもトイレなど、仕切られた狭い空間ほど
湿気の影響を繊細に受けやすくなります。

 

お家周りを点検し、通気口が塞がれているようであれば、
物を置く場所を変えるなど、
通気口が塞がれないよう気を付けて、通気を確保してから、
床下に溜まった湿気の対処をしていく必要があります。

 

リフォームが湿気の原因となる残念なケース

以前、ウッドデッキを作ったことによって、
床下通気口が塞がれてしまったことで
床下環境が悪化した事例について、解説させて頂きました。

過去に記事を掲載していますので、こちらもあわせてお読みください。

 

上記事例の他に、床下環境の悪化を引き起こす原因のひとつに
床下換気扇を設置したことによる湿気の拡散があります

 

ウッドデッキ設置時に、本来は必要のない床下換気扇を
勧められ取り付けた結果、逆に湿気に悩まされるという
本末転倒のケースです。

 

その床下換気扇設置によって、湿気対策どころか、
かえって湿気が高くなってしまったお客様を
私、高橋も多く見てきました。

 

 

お客様に詳しくお伺いしてみると
大手シロアリ駆除業者に床下換気扇の設置を勧められ、
ネームバリューのある会社だったこともあり、
信用してしまったとの事でした。

 

他のケースでは、ホームセンターによる施工や
新築後5年目くらいに白アリ防除の薬効が切れるタイミングで
ハウスメーカーから床下換気扇の設置を勧められたなど、
様々なお話を聞きます。

 

住まいの健康寿命診断士の私、高橋からすると、床下換気扇は、
全く意味がないばかりでなく、湿気を拡散しているだけになるため、
私からは「取り外しましょう」と提案させていただき、
これまで数多くの床下換気扇を撤去しました。

 

床下環境は、基礎の構造を見ながら
東西南北の風の抜け道を考えた換気経路の計画を立ててこそ
意味のあるものになります。

 

この入念な計画こそが
建物の寿命の決め手にもなりますので、
床下はしっかりと、換気経路を確保し
風通しのよい環境に整えておくことが大切です。

 

スケルトンリフォームによる床下湿気の解消と制振装置MAK-1(マックワン)設置

今回の記事で最後にもうひとつお伝えしたいことがあります。

 

床下のトラブルでたまに見かけることなのですが、
シロアリ駆除業者により基礎が破壊されていることがあります。

 

これは、建物の構造上重要かどうかに関係なく
基礎が壊されているため、基礎の機能を取り戻すため
床をはがしてやり直さなければならなりません

 

さらに、基礎をやり直すだけでなく、
床下の湿気のせいで、シロアリが建物まで上がり、
侵食されたことで、構造体の補修が必要になり、
スケルトンリフォームで大改造したことがありました

スケルトンリフォームとは、
土台、基礎、骨組みだけを残して施工する方法です。

 

 

そのお客様によると、
「市が行っている耐震診断を受けると耐震性が低かった」ため、
不安になって「ふくろうはうす」までご相談くださったとのことです。

 

そこで早速、直接お住まいに伺い、
住まいの健康寿命診断」を行いましたが、
床下がズタズタに壊されている状態で、耐震以前の問題でした。

 

お客様にとっては、シロアリ業者による不本意な工事をされた上、
修復のための工事をさらに行わなければならなくなりました。

 

不本意ながらも工事によってより良くなるならまだしも、
無駄に余計な費用までかかることになってしまったことは、
この上ない理不尽で残念なことです。

 

そこですべてを考慮した上で、
耐震性の問題については制振による対策の提案させていただき、
制振装置MAK-1(マックワン)の設置をすることになりました。

 

以前のコラムで制振装置MAK-1(マックワンについて解説しておりますので、
制振装置MAK-1(マックワン)の詳細についてはこちらをご覧ください。

 

上記でも解説させていただいたように、
床下の湿気は、カビの原因になるだけでなく、
シロアリ発生の原因にもなります

 

湿気対策や床下の環境が気になる方は、
是非参考していただけたら嬉しいです。

 

そして、どうしてもその湿気と床下の状態が気になる場合は、
一度「住まいの健康寿命診断」を受診していただけたら
安心かと思います。

 

問題なければそれで安心ですし、
住まいの健康寿命」も総合的に診断結果が分かりますので、
今後のためにも役に立ちます。

 

何かしら対処が必要になった場合も、
お客様のご希望や状況等に合わせながら
最適な方法をご提案しますので、
安心して一度診断いただけたらと思います。

住まいの健康寿命診断申込

 

その他、お住まいについてのお悩みについても
住まいの健康寿命診断士」の私、高橋まで
お気軽にご相談下さい。

 

次回は「二世帯住宅への大型リノベーションをする際の住み分けの工夫とは?」のテーマで準備しています。お読みくださると嬉しいです。

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