「いつもの材料」が手に入らない時代へ!建材不足の現実


「材料が入らないかもしれない」
そんな言葉を、イラン戦争が始まってすぐ、
現場で耳にすることが増えてきました。



これまで当たり前のように使っていた建材が、
少しずつ、そして確実に手に入りにくくなっています。




原油の供給不安で屋根材が欠品に


入荷が不安定になった代表的なものの一つが、
屋根の下地に使う
アスファルトルーフィング」です。



あまり目にすることのない材料ですが、
雨水の侵入を防ぐ大切な役割を担っています。



このルーフィングに、今、
欠品の影響が出始めています。
理由の一つが、原油の供給不安です。



アスファルトルーフィングは、
その名の通り、原油から作られる
アスファルトを使って製造されています。



原油は加熱・蒸留されることで、
ガソリンや軽油などに分かれていきますが、
最後に残るのがアスファルトです。



いわば「最後に残るもの」ではありますが、
これがなければ作れない製品も多くあります。



つまり、原油の供給が滞ると、
最初の工程から影響が出てしまうのです。



現在はまだ「まったく手に入らない」
という状況ではありませんが、
数量制限がかかるなど、
流通は明らかに変わってきています。



これまでのように
「必要な分だけ注文すればすぐ届く」
という状況ではなくなりつつあります。



現場では、問屋さんや職人さん同士で
「とりあえず確保しておこう」
という動きも出ています。



その結果、一時的に注文が集中し、
市場が不安定になることもあります。

こうした流れは、過去にもありました。



コロナ禍のときに起きた「ウッドショック」です。
輸入木材に頼る日本では、
流通が止まったことで材料不足が発生し、
価格も大きく上昇しました。



一度上がった価格は、その後も
なかなか元に戻らなかったのを
覚えている方も多いのではないでしょうか。
今回の状況も、それに似た動きを見せています。




配管材と断熱材も品薄状態


さらに影響は、屋根材だけにとどまりません。
アスファルトは道路工事にも使われるため、
土木分野にも波及していきます。



また、配管材断熱材など、
他の建材でも品薄の兆しが見え始めています。



実際に、材料がそろわず工事が進められない現場も、
少しずつ出てきています。



ホームセンターで資材を探し回ったり、
購入数量に制限がかかったりと、
これまでにはなかった動きも起きています。



例えば、下水用のパイプなら、
「一日一本まで」といった制限が
かかっていると水道業者さんから
お聞きしています。



こうした状況になると、
建築工事はどうしても影響を受けます。



建物は、さまざまな材料の組み合わせで
成り立っています。



そのうちの一つでも欠けてしまうと、
全体の工程が止まってしまうのです。



特に、屋根資材のルーフィングのような
「最初に必要な材料」が不足すると、
そもそも工事をスタートできない
ということにもなりかねません。




設備機器の納期の遅れと価格改定(値上げ)


また、設備機器についても、
納期の遅れが目立ってきています。



これまで2〜3週間で納品されていたものが、
1〜2ヶ月かかるケースもあり、
さらに納期が確定できないという
不安定さもあります。



また、価格も2~3ヶ月以上の保証ができない、
つまり、価格改定(値上げ)への動きが
着実に始まっています。



こうした背景から、
これからリフォームや新築を検討される方には、
少しだけ意識していただきたいことがあります。



それは、
「これまで通りのスケジュールでは
進まない可能性がある」ということです。



工事の開始時期や工期について、
少し余裕を持って考えること。



そして、場合によっては、
材料の確保を優先して計画を立てることも
必要になってきます。



不安をあおるつもりはありませんが、
今は「待てば必ず手に入る」という状況では
なくなりつつあります。



だからこそ、早めのご相談や準備が、
とても大切になってきます。



見積もりの有効期間は一般的に3ヶ月と
言われていますが
価格改定の動きがあるため、
スライド条項(※契約締結後の価格変動時の
契約金額を調整できるルール)を見込んでの、
お話をさせていただいています。



ふくろうはうすでは、
単価10%以内の値上げ率の場合、
お互い折半にしましょう、
とご提案させていただいております。



見えないところで起きている変化ですが、
確実に私たちの住まいづくりにも
大きく影響しています。



これからの時代は、
材料の状況も含めて、一緒に考えていく。
そんな住まいづくりが、
より大切になっていくのではないかと思います。



住まいづくりについて、気になることがあれば、
ふくろうはうすの私、高橋まで
お気軽にご相談ください。



長期的な視点を持って、じっくりと
今後の暮らしについて一緒に考えていきましょう。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。



次回は「工期が組めない―建築現場で始まっている変化とは」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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