大型リノベーション前の「断捨離」のお悩みと進め方


大型リノベーションの施工を行うために、
お住まいにあるモノの断捨離をしていただくことが
多いのですが、自分たちでできないから、
お任せしたいという人が意外といらっしゃいます。



断捨離は、
「断捨離できない」と思えば思うほど、
ますますできなくなります。



ご自身が、明らかに処分した方がよいと
思われるものは、処分することに、
躊躇はありませんが、
まだ使えるものや新品のもの、
思い出思い入れのあるものなどは、
客観的に見れば、処分するべきと思われるものでも、
なかなか手放せないことが多々あります。



このような場合は、
身内に聞くより、第三者目線でスパッと、
指摘される方が上手くいく場合もあります。



先導するための第三者として立ち会うため、
私や妻の由美子さんがお手伝いさせて
いただくこともあります。



今回は、そんな断捨離の進め方について、
お話させていただきます。




家族や親族が帰省した時のための寝具のお悩み


普段は使わないもので、
収納スペースの大部分を占めているものの代表が、
お客様用の寝具一式というケースは多いです。



家族や親族が帰省した時のために、
例えば、息子さん夫婦や娘さん夫婦の家族分
寝具を揃えられているなどです。



いつ帰ってきてもいいようにと、
準備万端にされていますが、
結構な収納場所を取ってしまうこともあり、
悩んでいる人も多いと思います。



ひとつの判断材料として、
家族の世話をすることができる状況なのか、
家族に生活面の心配をされている状況なのか、
によって決めるという方法があります。



心身共に元気で何不自由なく動ける状態で、
家事をこなすことに周りが全く心配していない、
そんな状況なら、帰省した家族のために、
寝具一式を揃えておいてもよいと思われます。



ところが、例えば、高齢になられて、
帰省した家族や親族の世話をすることが難しくなると、
たまに様子を見に来られた、息子さん、娘さんなどが
ご夫婦で泊っていくくらいになります。



出し入れするだけでも大変な布団類は、
泊まりに来る息子さん、娘さんの分を確保して、
それ以外は処分手伝っていただくとよいですね。




全部出して山積みにしてから「要る・要らない」を決める


趣味コレクションしているものや
いただきものが捨てられないなど、
同じものがたくさんあっても、
10年以上使っていなくても
処分できないということがよくあります。



そのうち使う日が来ると思っていても、
きっとそんなチャンスは巡ってきません。



どうしても「捨てられない」と思っているものは、
一旦、押し入れや棚から引っ張り出してきて
目に見えるところに出して山積みにしておくと
良いでしょう。



キッチンリフォームをされたお客様の事例ですが、
もったいない」が先に立って、
断捨離が思うように進まない状況でした。



リフォームを行うために、キッチンにあるものを
全部まとめて、キッチンから出しておいて、
リフォーム後に、またキッチンに戻すことになります。



収納庫や戸棚に入っているものすべてを
出し入れするこの機会に、断捨離をして、
新しいキッチンに必要なものだけを
選別していただくと、
リフォーム後のキッチンは、
ただ設備が新しいだけでなく、
空間スッキリとして良い気が流れ始めます。




無意識から意識づけへの変化「モノが多い→窮屈→ストレス」


とりあえず、キッチンの収納という収納から
全てのものをごっそり出していただきますが、
ひとつずつ出していくと、
最初は楽しい気分になります。



モノと一緒に思い出が蘇(よみがえ)り、
思い出話で手が止まってしまいながらも、
全てのモノを出し切って並べていただきます。



同じ種類のものを同じところに並べていくと、
モノの量を把握しやすくなります。



全てを出し切ったところで、
身の回りのモノがいつもの3倍に増え、
身動きが取れないほど山積みされます。



普段は収納庫や棚に隠されていて、
これらのモノの存在を意識していません。



存在を忘れているモノを、
敢えて表に出してみることで、
モノたちが醸(かも)し出す閉塞感
意識を向けることができます。



すると、モノが多くても、
使え切れないことに気付きます。



それからは、使いたいモノなのかどうか、
という問いかけの繰り返しになります。



何回かに分けて、必要なモノか処分するモノか、
決めていただきますが、最初はモノが減りません。



思い出に浸る第一段階を経て、
次に、モノとの距離感を把握する段階になりますが、
なかなか踏ん切りがつかないことが多いです。



「モノが多い→窮屈→ストレス」に変化するまで
山積みされたモノ向き合っていただきます。



もし、再度、同じところに収納したとしても、
また引っ張り出すために、
前のモノから順に、奥のモノを出していき、
また、順番にもとに戻していく作業が待っています。



好きなモノ、目的のモノを取り出す度に、
同じことを繰り返さなければなりません。



モノが少なければ、戸棚を空けるとすぐ、
好きなモノ、目的のモノを取り出せます。



「3日後に、また、来ますから、
どう感じたか、聞かせてください」
とお伝えして、お住まいを後にします。



そうして、モノと向き合っていただきますが、
判断に疲れてくるのが3日と言われています。



それ以上考えると苦痛に感じるそうで、
たいてい、3日くらいあれば、あきらめもついて、
モノ選別がスムーズになります。




大好きなキャラクターとのつきあい方


処分できないのが、キャラクターの人形や置物
というお客様もいらっしゃいます。



年齢を重ねてきたため、2階建てのお住まいの
1階をベースに大規模リノベーションを行い、
住まいやすくしたいというご要望でした。



お住まいに伺うと、
玄関から奥の和室へと続く廊下に
所狭しと並べられた大勢のキャラクターたちに
迎えられました。



廊下の高さいっぱいまで棚を使って、
陶器製のものからぬいぐるみまで、
きれいに飾られていましたが、
少々威圧感を感じるほどでした。



2階が空いているため、
キャラクターを持って上がって、
2階をギャラリーとして使いたいという
ご要望がありました。



ところが、階段の傾斜が急なうえに、
に少しずつ不安を抱えてきているそうなので、
わざわざ2階まで行き来するよりも、
好きなものを近くに置いておく方が
現実的かと思われました。



そこで、
一番よく過ごされているリビングの一角を
ギャラリーコーナーにするという方向性で
落ち着きました。



「リノベーション後のシュミレーションとして、
リビングに仮にキャラクターを置いてみましょう」と
ご提案して、廊下に飾っているすべてのキャラクターを
リビングに移動して、普段の生活の中に置いていただき、
居心地の良い空間になるのか、試していただきました。



一角だけでは収まり切れないほどのキャラクターが、
テレビの横、ソファの上などに、溢れるほどでしたが、
リノベーション後に
持ち込みたいのか持ち込みたくないかを
感じてもらうための重要ポイントになります。



お客様からは翌朝すぐに、
「疲れました。見られている感があって。」
とご連絡いただきました。



どうすれば断捨離ができるのか、
は、多くの人の悩みどころのひとつで、
リフォーム前に必ず通らなければならないです。



無意識にモノに支配されている世界から、
モノのひとつひとつに対して意識づけをして
よい関係を構築し直していただきます。



自分で管理できる適量がどのくらいなのかを
掴んで、必要なモノを選別していただきます。



断捨離が無事終了したところで、
リノベーション工事が始まります。



大型リフォーム・リノベーションを
予定されている方で、断捨離にお困りの場合は、
サポートさせていただくことも可能ですので、
ご希望の方は、ご相談ください。



また、
住まいの健康寿命診断」をご希望の方は、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。



次回は「濁り湯の染み込んだ大浴場と別館の露天風呂~
老舗温泉旅館のリニューアルのお手伝い」のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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