自然に包まれ己を感じる『山歩き』の楽しみ


気温が暖かく、風が吹くと気持ちの良い季節ですね。
オープンハウス兼自宅の我が家は山が近いため、
窓を開けていると鳥や動物の鳴き声が聞こえます。



穏やかな日差しを感じたり、自然の音が耳に入ると、
山歩き」に出掛けたくなります。



山に入るなら日帰りではなく、テントを準備して
2泊3日から4泊5日くらいかけて、
キャンプを楽しむのが「山歩き」の醍醐味です。



米、塩、味噌など必要最小限のものを持ち、
調達できるものはなるべく現地で調達して、
沢を登りながら山の中に入って行きます。



最近、ソロキャンプが流行っていますが、
今回は、私の山にまつわる思い出について
お話させていただきます。

最近、ソロキャンプが流行っています

自然の中で自分と向き合う


最後にゆっくりと山登りしたのが、7~8年前です。



普段の生活から隔絶された自然の中に身を置くと、
現実とは全く別の世界に吸い込まれる感覚です。



あまり人が入らないようなところを目指して、
秘境を探検すると言うと聞こえは良いですが、
滝を登り、崖を伝い、遭難しかかったこともあります。



日常の一切を忘れて自然の中に没頭し、
感覚を研ぎ澄まし、誰にも会わない4~5日は、
ひたすら自分と向き合う世界です。





山から調達した食材を食べる


運が良ければ、沢でイワナが釣れます。



焚き火で塩焼きにして食べますが、
まず、火をおこしてパチパチと音を立てる中で、
イワナを焼き、香ばしいにおいが漂ってくると
五感で「おいしい」を味わうことができます。

沢で釣れたイワナを塩焼きにしていただきます



隣でご飯を炊くと、白いご飯と新鮮なイワナの
シンプルな組み合わせで、ご馳走が出来上がります。



秋の時期なら、スーパーに並んでいるキノコ
天然ものがあちこちに生えています。



不明なキノコには手を出さないのが鉄則で、
普段からよく目にするようなキノコのみ採ります。



天然のマイタケ香りがとても強く、
ほんの少量を使って炊き込みご飯を作ると
その香りのよさと歯ごたえは絶妙でした。



また、クマが好んで食べている山ぶどう
広葉樹の森にあるクルミなど、
秋の実りの時期は、食の楽しみも広がります。





夜山の世界と野生動物の息吹


夜になると、あたりは漆黒の闇になり、
空から降ってきそうな一面の星を眺めていると
シーンと静まり返っている中に、
動物の鳴き声や動く音が聞こえてきます。

キャンプの夜は漆黒の闇です。空から降ってきそうな一面の星を眺めます



テントの周りでは、ねずみなどの小動物が
エサを探してチョロチョロと走り去ったり、
ホーホーと鳴くふくろうが静かになり、
カサカサと音が走ったと思った一瞬で
トサッとふくろうが小動物を捕まえたりなど、
昼間とは打って変わった夜の自然がそこにあります。



テントの脇をカサカサと素通りしていくのは、
鹿なのかカモシカなのか、日が昇ると
足跡しっぽなどで見分けることが出来ますが。



テントの中で外部の音に耳を立て
動物の様子をしばらくうかがっていると、
木に登ったり走ったり何か食べているがして、
その後またどこかへと移動していきます。


山歩きの楽しみの一つは、野生動物に出会えることです。

害獣の出現とジビエ料理


最近、鹿、猪などの野生動物の数が急増し、
町にまで下りてきて畑を荒らすようになり、
厄介者扱いされています。



昔は里山があり、
人間が山際に畑や田んぼを作っていたため、
動物との境界線が自然にできていました。



農業、林業をする人が減り、
担い手が少なくなったことで、
山際にあった畑地植林地荒れ放題になり、
鹿や猪の格好のすみかエサ場になっているところが
身近多くなったと思います。



人の脅威となる場合には、仕方なく、
狩猟をして数を減らしていますが、
逆手に取って、狩猟した鹿や猪を有効利用して、
ジビエ料理として活かされてもいます。

狩猟した鹿や猪を有効利用して、ジビエ料理として活かされています

父の狩猟免許と私の狩猟体験


ひと昔前の建築の職人さんは、
狩猟免許を持ち、休日に鉄砲を持って、
山へと出かける人が多かったように思います。



当時は、猟銃を所持するだけで値打ちが上がる
という時代の流れもあり、
私の父も狩猟免許を持っていました。

ひと昔前の建築の職人さんは猟免許を持ち、休日に鉄砲を持って、山へと出かけていました



最近になって、昔の猟銃の所有許可証が出てきたため、
「職人さんと一緒に猟に行ったことはあるの?」と尋ねると
「1度もない」とのことで、
父はそれほど狩猟を好んだわけではなかったようです。



父の職人仲間には狩猟好きな職人さんがいて
「鹿狩りに行かないか?」と
私が小学6年生~中学1年生ころに誘われ、
春先の3月に山に連れていかれたことがあります。



鹿猟、猪猟などはチームワークが基本で、
勢子(せこ)という役があり、獲物を追い立てて
射手のいる方向に追い出したり追い込んだりして、
挟み撃ちにして仕留めます。



その勢子(せこ)役のベテランさんと一緒に
獲物を追い立てたのですが、
初めての狩猟は面白いというかゾクゾクしました。



貴重な狩猟体験になりましたが、
大人になると狩猟が特に好きということはなく、
ただ自然を感じて楽しむ「山歩き」のスタイルが
私には合っているようです。



あなたはソロキャンプに行かれますか?
どんな楽しみ方があるか、教えていただけると嬉しいです。



お住まいについてのお悩みは、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。

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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。


次回は「『住育のお母ちゃんの家』の建具修理と
京都の山でのトレイルランニング」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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