2023年6月もあと残り1週間となり、
来週は7月に突入です。
じりじりと少しずつ日差しが暑く厳しくなり
一日一日と暑い夏が迫ってきています。
今回は、本格的な夏の暑さが来る前にできる
夏の暑さ対策についてお話しします。
冬の寒さ対策として効果を発揮する断熱材が、
夏の暑さ対策としての効果も高いことを
お伝えしてきましたが、
今回は、厳しい日差しを防ぐスタイルシェード
についてのお話です。
すだれ・よしずから日除けシェードへ
ひと昔前は、直射日光を避けるため、
夏の窓辺でよく見かけたのが、すだれやよしずです。
竹や葦(あし)など涼しげな自然素材で作られていて、
そこに、風が吹いて風鈴が鳴ったりすると、
夏の暑さが和らぐようなアイテムでした。
晴れた良い天気ばかりであれば、
すだれやよしずは効力を発揮するのですが、
雨が降ると汚れてしまったり、風に煽られて倒れたりと
扱いにくいところがあり、それに代わるものとして、
使われ始めたのが、日除けシェードです。
日除けシェードは、
直射日光を遮り日陰をつくることで、
暑さを軽減する効果があります。
そんな日除けシェードを我が家にも設置しています。
屋外の軒やひさしの先端に取り付ける
ロールスクリーンタイプのスタイルシェードです。
室内の窓にカーテンの代わりに
ロールスクリーンを設置することがありますが、
そのロールスクリーンを窓の外に設置して
上げ下げするイメージです。
手軽で丈夫なスタイルシェード
使わない季節には、シェードを完全に巻き上げ
上部ボックスの中に格納しておくだけの手軽さで
特別なメンテナンスも必要ありません。
シェードの素材そのものにUV加工がされていて、
樹脂のメッシュ素材のため、
遮光性・遮熱性だけでなく、通気性もあり、
ある程度の耐久性を見込んで作られています。
夏場の2~3ヶ月という短い期間だけの使用で
10年を経たお客様がいらっしゃいますが
特に問題はなく劣化を感じることもないそうです。
スタイルシェードの汚れが気になる場合には、
水道水をホースに繋いでシャワー状にして
ざっと洗うときれいになります。
シェードを引き出して任意の高さでセットする際、
引っかけるフックにロック機構が付いているため、
多少風が強くてもシェードが煽られることはありません。
ただ、台風などで強風が予想される時には、
シェードを上げて、ボックスに収納した方が安全です。
スタイルシェード+内窓サッシで遮熱対策W効果
スタイルシェードを使用すると、
窓の外で直射日光をカットすることができるため、
室内でエアコンを使用しても効きが良くなります。
特に南や西側にお部屋があり、
エアコンを使って室温を下げている場合には、
スタイルシェードの設置で、
室温やエアコンの効き方がかなり違ってくるため、
省エネ対策にもなります。
去年、スタイルシェードを1ヶ所だけ設置したお客様から、
思いのほか効果があったため、今年はもう1ヶ所
設置したいというご要望もいただいています。
また、別件で去年、
内窓サッシと同時にスタイルシェードを
設置されたお客様がいらっしゃいますが、
「暑い日であるほど効果が見られます」と
ご感想をいただいています。
内窓サッシは現在設置されているサッシに
部屋側からもうひとつ取り付けるサッシのことで、
二重サッシとも呼ばれます。
既存のサッシと部屋側からの新しいサッシとの間に
空気層を作ることで、断熱や防音などの効果があります。
内窓サッシのガラスにはグレードがあり、
Low-E(ローイー)ガラスと呼ばれる
金属皮膜が外側にコーティングされているものだと
外からの熱線をある程度遮断できるメリットがあります。
このクラスになると
現在、国が行っている「住宅省エネ2023キャンペーン」の
「先進的窓リノベ事業」の補助金が
最高ランクで受けられますので、
思い切って高いグレードのものを設置されるのも
良いのではと思います。
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まで、ご相談ください。
スタイルシェードを設置するだけで
かなりの遮熱効果がありますが、
内窓サッシも同時に取り付ければ、
更に効果を発揮することができ、
家で過ごす夏の印象が変わるかもしれません。
スタイルシェードと内窓サッシのおおよその費用と設置時間
スタイルシェードを下ろすと
室内からは外がうっすら見えますが、
外からは室内が見えにくいため、
目線カットのために使うこともできます。
例えば、道路に面したところに
リビングや寝室がある場合、
夜、電灯を点けると室内が外から見えやすくなるため、
夜の目線が気になるという方は結構いらっしゃいます。
このような場合には、
昼間はスタイルシェードを上げておいて、
夜、電灯を点けるタイミングでシェードを下ろすなど、
目線隠しの用途で使うこともできます。
夏場の遮熱対策だけでなく、目線隠しの対策にもなる
スタイルシェードはシンプルで効果的です。
お住まいはひとつひとつ個性がありますので、
一概に見積もることは出来ませんが、
高さ2m、幅1.6mくらいの掃き出し窓に対して、
その大きさに合うスタイルシェードを直付けした場合、
1ヶ所の設置にかかる単純な費用は製品と施工費込みで
おおよそ3万円弱、施工時間は30~40分くらいというのが、
だいたいの目安となります。
同じ大きさの掃き出し窓に内窓サッシを設置する場合は
おおよそ6~7万円ほどで、施工時間は60~70分くらいです。
また、上記と同じ大きさの内窓サッシのガラスのグレードを
SグレードのLow-E(ローイー)ガラスにすると
費用は10万円を越えることもあります。
手っ取り早く遮熱効果を得るという点で、
取り入れやすいのがスタイルシェードかと思われます。
試しに1ヶ所設置して、今年の夏を過ごしてみたい方は
ふくろうはうすの私、高橋までお気軽にご相談くださいね。
群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「『内窓サッシ』の設置で夏の暑さ対策&冷暖房効率アップ!」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。