電気のスマートメーターは、
遠隔で電気使用量を把握できることで
安全性と効率を高めるために
2014年から導入されました。

しかし、現場では
「えっ、そんなことで?」
と思うようなトラブルが、
実際に起きています。
突然の電気の遮断と自動復旧
去年2025年の年末に、
「突然、家の電気が全部落ちた」
とお問い合わせいただきました。
原因は、おそらく
契約容量を超えた使いすぎ(オーバーロード)
だろうと想像しました。
スマートメーターの場合、
使いすぎで電気が落ちても、
1回目と2回目は自動的に復旧します。
10秒ほどで戻り、再通電するため、
「大丈夫だった」と思ってしまいます。
ところが、短時間にこれを
3回以上繰り返すと、
メーターが完全に遮断されます。
こうなると、いくら待っても電気は戻りません。
分電盤を見ても、どこも落ちていないため、
「ブレーカーは上がっているのに、なぜ?」

ここで初めて、
スマートメーターの存在が問題になります。
しばらく待っても自動復旧しない場合は、
ロックを解除してもらう必要があるため、
電力会社のカスタマーセンターへ
連絡してください。
電気の高稼働時の工夫
特に、起こりやすいのが、
年末年始など家族が集まるタイミングです。
普段は少人数で暮らしていても、
年末年始に急に人数が増えると、
電気の稼働率が急に上がります。
普段はエアコン1台のところを、
いきなり4台、一斉に立ち上げたり、
IH、電子レンジ、炊飯器、ドライヤーなどを
同時に使用したりして、
契約容量を超過することがあります。

暖房は立ち上げの10〜20分が一番電気を使います。
「一気に使わないで、順番に」
これだけで防げるケースは、実はとても多いです。
エアコンをまず1台だけ稼働して、
余熱も含め20~30分かかるかもしれないけれど
ある程度、暖房が安定したら、
次の1台を立ち上げ、時間を見計らって
順番にスイッチを入れてくださいねと
お願いしています。
実は、新築のお宅でも、
同じことが起きました。
朝の忙しい時間帯で、
エコキュートが湯を溜め始める時間に、
家族全員が一斉に家電を使用したため
電気がダウンしてしまいました。
一度落ちて、復旧したからと使い続け、
3回目に完全停止したそうです。
「新築なのに、どうして?」
そう言われると、
説明が足りなかったと感じます。
スマートメーターの「特性」は、
まだ十分に伝わっていないと思われます。
スマートメーターの遠隔操作とシステムエラー
さらに厄介なのが、
遠隔操作とシステムエラーです。
「復旧しました」と連絡が届いているのに、
実際には電気が来ていない、
データ上は復旧しているのに、
現場では停電したまま、
というケースも、実際にありました。
医療機器を使っているご家庭なら、
命に関わる問題です。
だからこそ、
今は備えが重要になってきています。
ポータブル電源や蓄電池、
EV車のバッテリー活用など、
どれも万能ではありませんが、
「何もない」よりは確実に助けになります。

ただし、バッテリーは使い方次第です。
充電したまま放置して、いざという時に
空っぽでは意味がありません。
普段から充電しては、使い切り、
また充電して使い切ることが、
バッテリーの寿命を延ばすコツです。
便利さの裏で、見えにくくなった電気は、
大切なインフラのひとつです。
人の手が減り、顔の見えない仕組みになった今、
「本当に困った時、どうすればよいのか?」
一度立ち止まって考える必要が
あるのかもしれません。
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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「リフォームを相談する前に、なぜこんなにも不安になるのか
- お客様の本音から見えてきたこと」のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。




