前回のコラムで、玄関ドアに網戸を設置すると、
玄関が解放されて、風通しが良くなるという
お話をさせていただきました。
すると、コラムをお読みになったお客様から、
「玄関ドアそのものを交換するには、
どのくらいの日数や費用がかかりますか?」
と、お問い合わせいただきました。
ドアに限らず、玄関リフォームのご要望は多く、
ふくろうはうすでも様々な施工を
させていただいております。
玄関ドアを変えるだけで、
玄関の雰囲気が見違えるほど変わりますし、
1日でドア交換が完了するカバー工法という
施工の方法もあります。
今回は、そんな玄関リフォームについて、
ご質問&ご要望にお応えして、
お話させていただきます。
ドア交換が1日で完了するカバー工法と通常の交換方法
まずは、
1日でドア交換が完了するカバー工法について、
お話させていただきます。
この工法は、
現在お使いの玄関のドア枠をそのまま使って、
玄関ドアだけを交換する方法です。
既存のドア枠を新しいドア枠でカバーリングして、
新しい玄関ドアを設置します。
元々のドア枠の上からカバーリングするため、
玄関ドアが少し小さくなります。
これが、
1日で玄関ドアを交換するカバー工法ですが、
標準的な施工費は30~50万円です。
但し、カバー工法では、
対応できないケースもあります。
その場合には、
玄関ドア、ドア枠とも、新しいものに
交換させていただくことになります。
玄関ドアとドア枠を外して、
壁や玄関土間などを取り壊す工程が
必要になるため、
工事期間も数日~1週間くらいかかります。
玄関ドアとドア枠を交換されるケースでは、
標準的な玄関ドアをお選びいただいたと仮定して、
施工費は、本体価格込みで60万円くらいです。
(※ 玄関土間の貼り替えの費用は含まれません)
玄関が引き戸の場合も同じで、
1日で工事が完了するカバー工法と、
引き戸と枠を新しいものに交換する方法があり、
施工期間は同じくらいで、施工費は若干高くなります。
ドアから引き戸へ、引き戸からドアへの交換も
できますが、
引き戸の場合は、横へスライドするスペース
ドアの場合は、ドアの前方へと開くスペースが
必要なため、そのスペースが確保できれば、
交換できます。
玄関ドアを交換すると、
玄関の雰囲気が変わるだけでなく、
最近は、防犯性や断熱性に優れた
様々な玄関ドアが出ていますので、
必要な機能のものをお選びいただくと良いです。
玄関ドアの面材を貼り替えてリフレッシュ
先日、築20年ほど経ったお住まいについて、
「玄関ドアが色褪せてきたので、
表面を貼り換えられませんか?」
と、お問い合わせをいただきました。
リフォーム対応の貼り替えフィルムやシートなど、
木調をはじめ、様々な商品が多数出ているため、
技術は必要ですが、玄関ドアの素材によっては、
表面だけ貼り替えができる場合があります。
この場合、玄関ドアの面材の貼り替えは
DIYでは難しいため、
ふくろうはうすに、お任せいただくことになります。
現在お使いの玄関ドアの表面の面材を貼り替えて、
引き続き、同じ玄関ドアをお使いいただけます。
ドア枠を残し、玄関ドアを外して持ち帰り、
玄関ドアの表面の面材を貼り換えてから、
現場へ戻します。
この時、ドアノブや蝶番(ちょうばん)などに
不調が出ている場合は、
部品を交換することもあります。
現場で、
ドア枠のフィルムを剥がして貼り替え、
戻って来た玄関ドアを設置して
施工完了となります。
面材の貼り替えには、ある程度のスキルが必要で、
取り扱っている施工店は多くはありませんが、
ドアを交換するより、はるかにリーズナブルで、
20万円前後でできます。
シューズクローゼットの造り替えと照明の取り替え
ここからは、玄関ドアだけでなく、
玄関全体のリフォームについて
お話させていただきます。
玄関ドアの交換と同時に、
シューズクローゼットの取り替えを
ご要望される人が多いです。
昔のタイプのシューズクローゼットでは、
収納スペースが足りなくなったため、
シューズラックなどを使って
入りきらない靴を置いているお住まいを
よく見かけます。
収納量を確保するためにも、
シューズクローゼットを新設されると、
高さの変えられる稼働棚にすることや
縦長の鏡を設置することができますので、
靴もすべて収められ、玄関がスッキリします。
玄関ドアの素材や色調に合わせて、
シューズクローゼットの素材や色調を選ぶと、
玄関全体に、より一体感を感じられますし、
併せて、照明器具も交換すると、
グッと雰囲気が変わります。
外玄関には、
防犯も兼ねた人感センサー付きの照明があり、
夜がふけてから帰宅する際には、
照明が外玄関を照らしますので、
玄関ドアから家の中に入るのに便利です。
玄関の段差解消と玄関タイルの貼り替え
玄関土間と玄関ホールの段差解消のために
補助的なステップ床を設置させていただくことが
あります。
昔の玄関は上がり框(あがりがまち)の
高さが玄関土間から30cmくらいありました。
上がり框(あがりがまち)とは、玄関土間から
玄関ホールへ上がる時の境目の化粧材のことです。
玄関は靴を履いたり脱いだりする場所で、
最も体勢を変えて玄関土間と玄関ホールを
上がり下りする場所です。
高さがあると、年配の方や子供にとっては
上がり下りは結構つらい動作です。
毎日のことですから、知らず知らずのうちに
ストレスになっていることもあるため、
段差の半分ほどの高さの床を
上り框(あがりがまち)の前に設置し、
楽に上がり下りできるよう
ご提案させていただくこともあります。
他には、玄関土間や外玄関のタイルの
貼り替えのご要望をいただくことがあります。
30年ほど前に、PL法(製造物責任法)が
施行されてからは、
ノンスリップのタイプしか使えなくなりましたが、
それ以前のタイルは、ツルツルしたタイルが多く、
雨の日だと滑ったりして、危ない場面もあります。
実際、お客様から「滑って危ない思いをした」と
お聞きすることも多いため、
リフォームの機会に、ノンスリップのタイルに
貼り替えませんか、と提案させていただくことも
あります。
玄関ドアの交換の折に、
玄関の気になるところなど
様々な施工を組み合わせて
玄関リフォームをすることができます。
今回の玄関ドアに関するお話を
YouTubeにアップしていますので、
よろしければ、ご覧になってください。
玄関ドアを一日で交換するカバー工法や
玄関リフォーム、面材の貼り替えなど、ご要望の方は
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。
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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「エアコンを効率的に使い節電しながら、
猛暑を乗り切る工夫」のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。