今年も「桐生八木節まつり」が大幅に縮小されて
静かすぎる桐生市の3度目の夏が通り過ぎています。
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1ヶ月ほど前に、本来なら「桐生八木節まつり」会場の
電飾の架設などで忙しく動き回っているはずの電気屋さんが
「今年は静かだね」と呟いていらっしゃいました。
花火大会も中止になり、メリハリのない夏でしたが、
子どもたちの夏休みもいよいよ残り3日となりました。
私の、子どものころの今日は、皆さんと同じく
宿題の山と奮闘中という感じでした。
夏の遊びが忙しいため、毎年、残り数日で
つじつまを合わさなければなりません。
そんな感じでしたので、早めに宿題終わらせなさいと強く言えない
リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋です。
夏を振り返って、私の「少年時代」について、
お話しした前回に引き続いて、
今日も夏の思い出を語らせていただきますね。
山から流れるキレイな川の清流と冷たくておいしい井戸水
覚えていますか?
前回のコラムで、両毛(りょうもう)線の線路沿いの土手まで行き、
電車が走り出してから、ご先祖様をお見送りする、
送り盆の風習についてお話をしましたが、
その線路沿いに、山から清流が流れてくる小川があります。
夏には、その小川できゅうりやすいかを冷やして、
食べていました。
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また、春になると、小川のほとりにはクレソンが自生しているため、
おふくろが朝、獲ってきたクレソンでお味噌汁を作ってくれて、
それをおいしくいただいていました。
祖母の話によると、その昔は夜を待って、
カンテラで川を照らし、うなぎ獲りをしていたそうです。
※カンテラは携行用の石油ランプのことです。
街中なのにそういう場所がたくさんあり、
水神様が祀られた神社も近くにありました。
共同井戸も家の近くにあり、地域の人たちが手分けして
管理や掃除をしていましたので、
私も鍋ややかんを持ってよく井戸水を汲みに行きました。
井戸水は水道水よりも冷たくておいしかったし、
井戸水で炊いたご飯もおいしくて、とても懐かしい良い思い出です。
時々、無性にそのご飯やクレソンが食べたくなります。
現在、残念ながら、共同井戸は使われなくなりました。
また、線路沿いの小川の水量も、わずかになってしまい、
クレソンやうなぎも、いなくなってしまいました。
こうやって豊かな自然が徐々になくなり、
実は我々の栄養源である野菜も1960年代と比べると
野菜の栄養価も50%以下まで低下していると言われています。
便利な世の中になりましたが、その反面では、
どんどん皆、栄養失調になっているのかもしれませんね。
昔は里山へ行くと、水、空気、植物、樹木が鮮明で
活き活きとしていて綺麗だったので、清らかな水がそのまま
街まで豊かに流れてきていました。
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自然から豊かな恩恵をいただき、感謝して大切にすることを
生活の知恵として守っていた時代でした。
周りから少しずつ失っていくことで、より一層、
貴重であったことを強く感じます。
氏神様のご神木・樹齢何百年の樫(かし)の木の秘密
氏神様の神社には、幹回りを大人が10人くらいで囲むほどの
樹齢何百年のご神木である樫(かし)の木があります。
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そして、夜になるとふくろうが鳴いたり、
モモンガが出現したりします。
樫(かし)の木には、室(むろ)があり、
子供のころに「ここには何かが棲(す)んでいる」と
思っていました。
未だ、トトロとは遭遇してないですが、~
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境内は今でも、子供のころと変わらない風情が残されていて、
お参りのたびに懐かしい気持ちになります。
ちょうど樫(かし)の木の前に、
弊社「高橋建装」の名前入りのみかげ石の
旗立(はたたて)が建てられています。
そこに立ち、どっしりとした樫(かし)の木を見上げながら、
ご縁のありがたさを想っています。
子どもにとってはありがたい夏休みの宿題のお助けヒーロー登場
前述でも暴露させていただいたように、
夏祭り、お盆、花火大会など夏の行事が終わり、
夏休みもいよいよ終盤にかかるころになって、
ようやく宿題の存在を思い出して焦り始めます。
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夏休みの宿題の中で唯一の楽しみが工作でした。
毎年、いろいろな作品に挑戦しましたが、
最も心に残っているのは、友達と4人で一緒に作った
1/500くらいのサイズの桐生川ダムの模型です。
土木事務所に行って、ダムの平面図と展開図を
いただいて帰ってきましたが、
図面を読み取って形にするのが難しかったため、
祖父に相談して、立体にするための簡単な絵おこしを
してもらいました。
それから、割りばしで立体モデルを作って原型にして、
それを元に、広さが畳1畳分くらいで、高さが約1.3メートルの
作品を完成させました。
夏休みが終わって、新学期が始まり、
祖父が資材を運ぶためにバイクの後ろに
取り付けていたリヤカーを借りました。
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友達と協力して、リヤカーで作品を学校まで運びましたが、
大きくて教室に置けないため、体育館に持っていき、
全校生徒の作品の展示をするまで、そのまま
置いておくことになりました。
ダムの表面を見せて、切り取った断面から
内部の構造を360°見られるように立体的に作り、
コンクリートのモルタルを塗ったりしましたので、
展示作品の中でも、ひときわ目立っていました。
展示終了後は一時期、桐生市役所に飾られることになり、
教育委員会から賞をいただきました。
ここだけの秘密ですが、夏休みの工作の宿題はいつも
「おじいちゃん」の陰の協力ありきでした。
おじいちゃんは、ぼくにとってのありがたい
お助けヒーローでしたが、「工作」以外は
「自分でやりなさい」でした。
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これも今ではとても良い思い出です。
前回から今回にかけて、2回にわたってコラムで、
私の「少年時代」の夏の思い出をお話してきましたが、
あなたには、どんな思い出がありますか?
楽しかったこと、驚いたこと、今だから笑える大失敗、
棚からぼたもちの話、などなど、シェアしていただけたら
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