着工前のお清めや地鎮祭(じちんさい)などの神事を行う理由

本日、8月15日はお盆ですね。

ご先祖様をお迎えしたり、盆踊りに参加したり、
お盆休みを利用してご家族やご親族が帰省したりと
にぎやかに過ごされているのではないでしょうか?

ほとんどの方は、生前にお会いしているご先祖様は
曾祖父、曾祖母くらいまでかと思いますが、
その前のさらにずっと、もっと前のご先祖様から
代々命を繋いで現在の自分があります。

 

例えば、先祖を10代辿ると1,024人、
先祖を20代辿ると1,048,576人、
さらに、40代前まで行くと 2,199,023,255,550人と
ものすごい数のご先祖様のおかげで
今の自分が存在しているということが分かります。

 

一部の遺伝学者によると、地球上の誰もが
他の誰かにとって少なくとも50番目のいとこである
と考えられています。

なので、人類皆家族というのは、あながち間違いではありません。

 

これだけの先祖が一人でもいなかったら、今の自分はいなかった。
この世に生を受けただけでもありがたい奇跡なんだと気づきます。

 

さらに先を考えると、子孫についても、ひ孫くらいまでは
会うことができるかもしれませんが、
私が先祖になった後も、ずっと命が繋がっていくことでしょう。
そう願っています。

 

今回は、自分や家族を見守ってくださるご先祖様など、
見えない存在についてのお話をしたいと思います。

 

朝起きたら必ずご先祖様に感謝をしている
リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋です。

 

先月、YouTubeに上げさせていただいた
【現場編】工事着工前のお清めの様子 #shorts
ですが、思いのほか、多くの方にご視聴いただき、
驚いておりますし、また、ありがたく思っております。

 

 

着工前に必ずお清めをさせていただくのは、
お住まいやご家族を守って下さっている守り神様への
ご挨拶の意味合いもあります。

 

お清めについて深堀してお話ししていきますね。

 

住まいの健康寿命診断士が教える「着工前の施工現場のお清め方法」

ふくろうはうすでは、工事着工前には、ほぼ全ての現場で
お清めをさせていただいております。

 

建物の四方から神様が出入りされると言われていますので、
まず「入らせていただきます」とごあいさつして、
北東から右回りに南東、南西、北西へと
順番に土地の四隅を清めさせていただきます。

 

その時に使うのが、酒、米、塩、水です。

 

塩や水などには浄化作用がありますので、
まず、その場所を清めてから、
神様へのおもてなしとして、お酒とお米を
召し上がっていただくという手順で進めます。

 

例えば、水回りの施工の場合、
よどみなく、滞り(とどこおり)なく
水が気持ちよく流れるのが良い状態なので、
土地の四方のお清めの後、建物の一部を壊す前に、
盛り塩をして、穢れ(けがれ)が入らないようにお祈りします。

 

ご先祖様は、見えない存在ですが、
ご家族やお住まいを優しく見守って下さっています。

 

そのご先祖様に対して失礼がないよう
「(施工を)やらせていただきますので、
安全に進むよう、どうぞお守りください」
という気持ちでお清めをさせていただきます。

 

心を込めて、清めさせていただくことが
大事なので、形にはあまりこだわりません。

 

家を建てる時の神事・地鎮祭(じちんさい)

新築の場合、地鎮祭(じちんさい)を行いますが、
その時は宮司さんをお招きして、
工事の安全を祈願する儀式を行います。

中には地鎮祭(じちんさい)を行わないケースもあります。

 

工事が始まり、上棟式(じょうとうしき:棟上げ)の時には、
工事に携わっている職人の代表として、棟梁(とうりょう)などが、
お家を治めて下さっている神様に、おもてなしをして、
「これからお家を建てさせていただきます」と
気持ちを込めてご挨拶をします。

 

その時に、私が祝詞(のりと)を上げることもあります。
宮司さんに習いましたので、たまに上棟式で披露しています。

 

また、四方固め(しほうがため)と言って、
建物の四隅の通し柱(2階まで垂直に立っている柱)に
お清めをして、固めさせていただく儀式も行います。

 

私の曽祖父は宮大工でしたので、神事を大切にしていて、
建物や職人に対してだけでなく、
普段使っている大工道具に対しても、
時々、お清めをしていたそうです。 

 

お盆にご先祖様をお迎えするために

初盆(にいぼん)を迎える方がいらっしゃる場合、
お家に無事、帰って来られるように、
玄関に目印(お札など)を飾って、
お迎えする風習があります。 

 

また、新築やリフォーム・リノベーションなどで
お家の様子が前年と違っていると、
ご先祖様が迷って帰って来られなくなるといけないので、
施工後に、玄関に目印の木札をかけておくこともあります。

 

昔は、棟梁(とうりょう)がお家の当主の名前を
木札に書き、それを目印として、玄関の奥にかけておき、
お盆のお見送りの時には、木札を外していました。

 

初盆(にいぼん)の時、新築・リフォーム・リノベーション後に
木札を飾るのは、その年1回だけで、
翌年からは木札をかけることはありません。

 

地方によって、またそれぞれの宗教宗派によって、
お盆のお迎え、お見送りはいろいろな方法がありますが、
ご先祖様をお迎えしてご家族、ご親族が集まり、
にぎやかな時間を過ごす習慣を大切にしていただけたら嬉しいなと思います。

 

 

古いお社(おやしろ)をお清めして旅館をリニューアルオープン

数年前に、旅館の増改築をさせていただいたことがありました。

 

古くから続く老舗の温泉旅館だったため、
たくさんの守り神様によって守られていました。

 

ところが、敷地全体から重苦しさが感じられましたので、
原因を探っていくと、古いお社(おやしろ)があり、
朽ちて倒壊しそうな状態になっていました。

 

源泉を祭るために敷地内に建てられた温泉神社ですが、
忘れ去られているかのように長年放置されていました。

まず、このお社(おやしろ)のお清めをすることが、
最優先でしたので、傾いているお社(おやしろ)を
元の位置に戻して整え、安定するように手を加えました。

 

また、お社(おやしろ)の近くには、
かなり昔に建立された入湯建立碑がありました。 

 

近くで財を成していたと思われる人が、
この温泉に湯治(とうじ)にやって来たところ、
体が軽くなり楽になったため、
恩返しのために建てられたものでした。

 

体を治してもらった感謝の気持ちや
自分と同じように苦しんでいる人への祈りなど、
当時の人の思いが込められているのですが、
残念ながら放置された状態でした。

ですので、お社(おやしろ)を直したあと、
次に入湯建立碑を整えました。

 

その後、温泉内の施設や露天風呂の改造をさせていただきました。

 

旅館はリニューアルされて、生まれ変わりましたが、
それ以上に、お社(おやしろ)や入湯建立碑が安定したことで、
敷地全体に漂っていた重苦しさが浄化され、
清らかになった守り神様たちによって
良い気が流れるようになりました。

 

各種施設やご家庭にいたるまで、
同じように忘れ放置されているケースが案外多く見られますので、
この記事を読んでくださっている読者の皆さんには一度、確認して
大切にしていただけたらと思います。

 

今回のケースでは、ご縁に導かれて、
仕事に携わらせていただいたため、
「ありがとうございました」と見えない存在の
守り神様に手を合わせました。

 

ひとつひとつのお仕事を通して、
自分が出来ることで少しでもお役に立てればと、
与えられた仕事に正直に向き合っていこうと思っています。

 

昔からの伝統や神事など、大切にしている
住まいの健康寿命診断士」の私、高橋まで、
安心できる住宅施工をお求めの方は、ご相談ください。

 

新築やリフォーム・リノベーションの計画のある方は、
オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」に
一度ご参加ください。
あなたの理想の住まいが明確にイメージ出来るようになりますよ。

 

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是非、受け取っていただけたら嬉しいです。

ふくろうはうす 暮らしの見学会へ

 

群馬県桐生市にお住まいの方はもちろん、
みどり市、太田市、伊勢崎市、前橋市にお住まいの方、
そしてお盆で帰省されている方も
お気軽にお越しくださいね。

 

次回は「【その1】夏祭りと電車の送り火 私の『少年時代』の夏の思い出」
のテーマで準備しています。
お読みくださると嬉しいです。

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