こんにちは。
リフォーム・リノベーション専門店
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋です。
暑い日が続きますが、体調を崩されていませんか?
水分をしっかり取って、身体を休めてくださいね。
前回のコラムで、冷暖房効率を高める
リフォーム・リノベーションの工事について、
お話しましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
また、最近は地盤や土地についての解説が続きましたが、
今回も、引き続き、お家の外についてのお話をさせていただきますね。
玄関から外へ続く外観は家全体の顔!
お住まいの敷地の入り口から玄関に向かうアプローチは
玄関も含めて家全体の顔になる場所です。
庭木を植えたり、ガーデニングで色とりどりの花を配置してみたり、
お家の雰囲気に合わせてエクステリアの造り込みをすると、
すっきりと整えられた外観が出来上がります。
一方、草引きや庭の管理が大変だからという理由で、
地面をコンクリートで固め、カーポートを造り、
玄関のエントランスのところに1本だけシンボルツリーを植えるなど
シンプルな造りが好まれることもあり、
そのような施工をさせていただくことが多くありました。
しかし、最近になって、リモートワークが増えたこともあり、
休憩時間に庭を眺めたり、家から外に出たりする度に、
「庭木や花があればいいのに」「憩いのスペースがほしい」
など思われる方が少しずつ増えてきて、
ガーデニングリフォームが流行ってきました。
「家庭菜園コーナーと芝の植え込みがほしい」
「ウッドデッキで室内と外が繋がった感じを楽しみたい」
このようなエクステリアの選び方が注目され始めています。
ウッドデッキを取り囲んだテラス造り
つい先日も、ウッドデッキを囲ってテラスにしたいという
ご相談をいただき、施工させていただいたところです。
ウッドデッキを設置し、周りからの視線が気にならない程度に、
フェンスで半分くらいを囲って、お茶の飲めるスペースを作りたい、
子供さんの入学祝の記念樹の桜が大きく育っているので、
その桜の木を中心に庭の緑を眺められるテラスにしたい、など
ご希望を叶えるお手伝いをさせていただきました。
もともとは、掃き出し窓から出入りできる状態で
小さめの縁台が置かれていて、上部に屋根がありました。
そこで、縁台を撤去して、ウッドデッキを取り付け、
床面積の2/3くらいを木製フェンスで取り囲んで、
目隠しした部分にデッキテーブルとチェアを置きました。
お庭の雰囲気によくマッチしたウッディな感じに仕上がり
憩いのスペースが完成しました。
ウッドデッキというと、木材のイメージが強く
メンテナンスが大変と思われがちですが、
最近は、見た目も感触も、ほぼ木材と変わらない合成木材があり、
メンテナンスもほぼ不要です。
実は、私の家を「健康長寿リノベーション」した時も、
この合成木材を使ってウッドデッキを造りました。
雨ざらし状態で約5年が経ちましたが、
多少のシミはできていても、
木の質感に近い感じは変わっていません。
自然な洗いざらし感もリアルウッドのような雰囲気があります。
最近は木材に近い感覚のものが各メーカーから提案されていて、
どれも、ほぼノーメンテナンスで、10年以上の耐久性があります。
デッキ下の防草の処理方法で寿命が決まる!
施工時には、雑草が生えてくるのを防ぐため、
デッキ下の土の部分にあらかじめ、
砕石や玉砂利を10~15cmくらい盛っておきます。
雑草が特に生えやすい場所には、布石(ふせき)をする前に
厚めの防草シートを敷いておきます。
防草シートは雑草が生えるのを防ぐために敷きますが、
通気性があり、土からの適度な蒸発を妨げないので、
デッキ下に熱が溜まりません。
今から15年くらい前ですが、アパートの1階に
テラスデッキを設置してほしいというご依頼があり、
デッキ下に砕石を敷いて施工しました。
同じころ、その隣のアパートでもテラスデッキを設置されましたが
デッキ下はコンクリートで固められました。
ほぼ同じ条件で横並びに建っているアパートですが、
コンクリート敷きの方は、夏になると
「熱がテラスデッキに上がってきて暑い」
というお客様の声をお聞きしました。
コンクリートは直射日光の照り返しで、
夏場はかなり暑くなり、熱を蓄える性質もあるため、
日中の暑さが夜になってもなかなか抜けません。
「こちら(砕石を敷いた方)はそんなに暑くならないです」
とご感想をいただき、アパートのオーナーさんも
「コンクリートを打たない方がよかったなあ。」と
おっしゃっていました。
サンルームを造り物干し場と兼用する
ウッドデッキをサンルーム風にして、
物干し場として利用したいというご要望も多くいただきます。
花粉症などのアレルギーがあり外干しができない、
雨が降り出しても慌てなくて済む、などの理由で
洗濯物の内干しが主流になっています。
サッシで開閉できるタイプのサンルームを造ると
窓を開ければ、日差しや風が直接入ってくるため、
室内感覚で、外干しができるスペースになります。
花粉の季節や雨の日には窓を閉め切って室内仕様に
花粉の心配のない晴れた日にはオープンにするなど
必要に応じて使い分けることができます。
サンルームというと、屋根の部分も透明のイメージですが、
直射日光に照らされるとルーム内が暑くなりすぎるため
光を通しながら、紫外線や赤外線をある程度遮ってくれる
遮熱(しゃねつ)タイプの素材を使って
屋根からの熱を遮断します。
そのため、洗濯物を干していない時は、
庭木に囲まれてお茶を楽しむくつろぎスペースとして
使うこともできます。
オープンデッキを中心にしたお庭造り
築12~13年の中古住宅を購入されたお客様から
家庭菜園をしたいので土を入れたい、
将来、南向きのオープンデッキを造りたい、
オープンデッキの周りには芝生を植えたい、
などのご相談をいただきました。
まず、家庭菜園の場所に土を入れて、
次に、秋を待って高麗芝(こうらいしば)を敷き込んでいきます。
高麗芝(こうらいしば)は日本で自生し、
日本で最も多く使われている芝で、
冬には枯れて茶色になりますが、休眠状態になっているだけで、
春になると新芽が出てグリーンがよみがえります。
年中青々としているのは西洋芝(せいようしば)ですが、
成長が早く葉っぱが伸びてくるので、
芝刈りが頻繁に必要となり手間がかかります。
高麗芝(こうらいしば)は葉っぱがあまり伸びないため、
春先、夏など年間通して数回の芝刈りで
綺麗な状態を保つことができ、手入れが楽です。
秋になって、芝の植え込みが完了したら、
将来のオープンデッキの施工のタイミングを
お待ちすることになります。
お住まいの外回りのお悩みや施工についても
「住まいの健康寿命診断士」の私、高橋まで
お気軽にご相談ください。
お家の個性や周りの環境などを含めてトータルで
外回りを整えるお手伝いをさせていただきます。
オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」は、
私、高橋が「健康長寿リノベーション」を行い、
その後5年ほど暮らしている家をそのまま公開していますので、
合成木材を使ったウッドデッキの経年変化もご覧いただけます。
現在、オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」に
ご参加くださった方には、もれなく
(書籍)「群馬発! 住まいの健康長寿リノベーション!」を
プレゼントさせていただいていますので、
この機会に是非お申し込みください。
群馬県桐生市にお住まいの方はもちろん、
みどり市、太田市、伊勢崎市、前橋市の近隣にお住まいの方も
お気軽にお越しくださいね。
次回は「【その2・庭づくり】お家と外周りを調和させるエクステリア」
のテーマで準備しています。
お読みくださると嬉しいです。