2月も中旬となり、群馬県桐生市では、
梅の花が見ごろを迎えています。
毎年恒例の「桐生市南公園梅まつり」では、
紅白の梅の花が満開を迎えている頃かなと思います。
梅の花や香りを楽しみたい方は、
まだ肌寒いときもありますので
首元や足元など、暖かくしてお出かけくださいね。
こんにちは。
群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす（高橋建装）の高橋です。
今回は、料理する時に欠かせないキッチンの調理機器、
ガスコンロとIHクッキングヒーターについて
解説させていただきます。
ガスコンロからIHクッキングヒーターへの切り替え
キッチンの交換時に、
ガスコンロからIHクッキングヒーターに
変更されることがあります。
安全性が高いという理由が多く、
ご家族に切り替えを勧められたり、
ご友人が既に切り替えているからと
将来の安全を見据えて決断をされるようです。
最近のガス機器は安全対策を施されていて、
コンロの消し忘れや立ち消えなどを察知して、
ガスを止める機能が装備されているので、
以前と比べてずっと安全に使えるようになりました。
しかし、ガスは炎を使って料理を行うため、
冬場に重ね着をして料理をしていたら、
コンロに近づきすぎて、着衣に火が移ったという
ヒヤッとする実例もあります。
料理をしている本人は気づかず、
少し離れた場所にいた家族に
「火が！！火がついてるよ！」と指摘されて
驚いて慌てたという話もあります。
あまり広がらないうちに消し止めて
やけどに至らなければ幸いですが、
ガスコンロを使う時は身の回りの注意も必要です。
ガスコンロとIHクッキングヒーターでは
使い勝手が違うため、
慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、
使い込むうちに少しずつ慣れてきます。
体調不良はIHが原因だった
キッチンを交換するタイミングで、
ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更された
お客様の事例について少しお話させていただきます。
お客様は、IHクッキングヒーターを使い始めてまもなく、
頭痛や気分が悪いなどの症状が出たそうです。
そこで、IHクッキングヒーターを既に使っている
ご友人に相談すると「慣れるしかないから」と言われ、
しばらく使ってみることにしたそうです。
ところが、体調は悪くなるばかりで、
一向にけだるさや頭痛が改善できなかったそうです。
「IHが体に合わないかもしれないので、
ガスに戻してみましょうか。」
とお話させていただき、再度ガスコンロを設置しました。
キッチンの施工時に、
給湯はガスをそのまま使われるとのことで、
コンロ周りのガス配管を撤去しただけでしたので、
復旧には時間も手間もあまりかかりませんでした。
安全性が気になるところなので、
設置されていたIHクッキングヒーターと
同じような機能を持つガスコンロで、
しゃべるタイプ（音声ガイド付き）のものを
設置させていただきました。
すると、ガスコンロに戻して1～2週間くらいで、
体調が元に戻ったそうです。
おそらく、原因は
IHクッキングヒーターが体に合わなかったためと思われます。
身の回りにある電磁波に敏感に反応して、
頭痛、吐き気、めまいなどの症状の出る人が
最近、増えてきました。
「電磁波過敏症」と言われる症状ですが、
同じ環境で電磁波を浴びても、人によって反応が違うため、
自分ひとりだけに症状が出ていたりすると、
気のせいかと思ってしまうことがあります。
ふくろうはうすの過去の事例で
他にも3人ほどそのような人がいらっしゃいました。
今回のお客様は使い始めてすぐ症状が出たので
わかりやすかったのですが、過去のお客様で、
IHクッキングヒーターを使い始めて
3～6ヶ月くらい経ってから
症状が出た人もいらっしゃいます。
「最初は問題なく使えていたのですが、
IHを使った後、体調不良になったり、
モヤモヤするようになったのですが。」
とご相談いただきました。
他に原因が考えられなかったため、
IHクッキングヒーターを撤去し、ガスコンロに交換して
しばらく様子を見てもらうことにしました。
すると、このお客様の場合も、
短期間でみるみる症状がなくなり、
体調が元に戻りました。
具合が悪かったころは、
不調期に入っているのか、気のせいなのかと思ってみたり、
周りからは更年期障害の影響ではないかと、
言われることもあったそうです。
私の仲間の工務店さんで電化に特化されている人に
話を聞いてみると、
「（IHクッキングヒーターが体に合わない人は）
多くはないけど、稀にいらっしゃいます。
料理をしていない人でも、IHのそばにいるだけで
体調が悪くなった人もいらっしゃいます。」
とのことでした。
ロシアにはIHと電子レンジがない？
電磁波を使う調理機器と言えば、
IHクッキングヒーターの他に電子レンジがあります。
IHクッキングヒーターが体に合わない場合もある
という話をさせていただきましたが、
電子レンジが体に合わないという話は
聞いたことがありません。
電子レンジは、高周波のエネルギー振動で
水分を沸騰させるという原理で作られていて、
電磁波だけでなく、放射線も発生します。
その放射線を遮断するため、
電子レンジは厚いシールドで覆われています。
IHクッキングヒーターからは放射線は発生しませんが、
鍋に吸収されなかった高周波の電磁波が
漏れ出てしまうため、
影響を受ける人もいらっしゃると思われます。
ロシアでは、ソ連時代の科学アカデミーで、
電磁波を長く使うと将来的に人体に影響があるという
研究結果が提出され、
IHクッキングヒーター、電子レンジとも
使用禁止とされています。
日本では、普通に流通していますが、
電子レンジはシールドがしっかりしたものを選び、
なるべく電磁波を浴びる時間を少なくした方が
影響は少なくてすむと思います。
また、IHクッキングヒーター、電子レンジは
電力を消費しますが、
最近は、食品をはじめ電気料金の高騰によって、
家計が圧迫される傾向にあります。
円高や戦争のため、原料が高くなっていることが
値上げの原因だそうですが、節約にも限度がありますから、
落ち着いた生活を早く取り戻せるといいですね。
ふくろうはうすでは、
現場監督、大工の募集を行っております。
人間性や意欲、仕事ぶり、本人の希望など確認しながら、
次期、後継者候補として育てていくことも考えておりますので、
この道で活躍していきたい方は、ぜひ、応募ください。
ご経験のある方には積極的に現場監督をお任せして
活躍いただきたいと思っております。
これまでの私の記事を通して、
想いや在り方に共感いただける方で、
ふくろうはうすのお客様のお住いのお悩みや
お困りごとを一緒に解決していただけるあなたを
お待ちしております。
また、季節の良い時期にリノベーションをご計画のお客様は、
オープンハウス「ふくろうはうす 暮らしの見学会」に
お越しいただき、リノベーションを体感してみてください。
私たちが実際に暮らしている家から、
暮らしのヒントや気づきなど、
受け取ってお持ち帰りいただけたら幸いです。
次回は「夫婦二人暮らしのための大人世帯のリノベーション」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。
