【新築】K様邸からのメッセージ「住まいづくりには完成はなく、暮らしながら常に変化させていくもの」


昨年2024年の8月から着工が始まった
K様の新築が完成し、無事、年末の12月に、
お引き渡しを済ませることができました。



お住まいの完成というのは、
我々工務店施工が終了ということで、
お引き渡し後は、
お客様がライフスタイルに合わせて、
お家の状態を変化させていくことになります。



そういう意味では、
住まいづくりには、完成はなく、
暮らしながら、常に変化させていくものと、
言うこともできます。



今回は、お引き渡し後も、
お住まいをどんどん変化させている
K様のお住まいの様子を
お話させていただきます。




息子さん、娘さんからの第一声


2024年の年末に、息子さんと娘さんたちが
帰省されたそうですが、第一声が、
「帰る実家が出来た!」だそうです。



これまでは、賃貸物件に住まわれていて、
そのお住まいも、実家ではありましたが、
持ち家になったことで、
心休まるところ、ご家族の拠り所という
意味合いが強くなったそうです。



ご家族で一緒に暮らしていたころから、
賃貸のお部屋を工夫して、
コンパクトな生活をされていたため
年末に、少しの家具を運び入れられ、
新生活をスタートされました。



プラン作成の段階で、収納計画を立てたため、
引っ越し作業もスムーズに済まされました。



食卓テーブルについては、
新たに購入されることになっていて、
アンティークの古い四角い家具
ご要望されていましたが、
ご家族が集まり、人数が増えることを考え、
我が家でも使っている丸テーブルをお勧めすると、
「なるほど、丸い方がしっくり来ますね」
とおっしゃって、丸テーブルを購入されました。



丸テーブルに合わせて、
普段は椅子4脚置いていますが、
場合によっては、2脚追加して、
6人で座っても無理なく使うことができます。



息子さんも娘さんも、
キッチンに立つのが好きとのことで、
ご家族みんなで集まれば、
お料理パーティーになるそうです。



実は、K様の奥様は、
30代でお亡くなりになり、
当時、幼かったお子様3人を
K様は大切に育て上げ、
今では立派に成長されています。



2024~2025年の年末年始は、
新しくなったお家で、
ご家族でたくさん料理を作って、
賑やかに食卓を囲まれたそうです。




広々とした吹き抜けで1軒丸ごと暖房&ストレスのない回遊動線


玄関を開けると、正面には、
ボルダリング用の大きな壁があり、
見上げると吹き抜けになっています。



ボルダリング用のボルダーは、
準備していますが、
実際に、ボルダーを取り付けていくのは、
引っ越し後、落ち着いてからの予定のため、
今は、真っ白な壁がそびえ立っています。



K様は、スキーのご趣味があり、
玄関の土間にスキー板を収納するための
棚を造りたいとのことでしたので、
木材を見繕ってお持ちすると、
スキー板専用
器用に仕上げられていました。



その土間続きの玄関から、
左手へ入るとリビング、
右手へ入るとキッチンへと
繋がっています。



家の中は、
行き止まりのない動線になっていて、
ぐるぐると回遊することができるため、
ストレスがありません。



また、玄関入ってすぐ右手には、
少し広めの納戸があり、
2階への階段もあります。



階段を上ると15畳ぐらいの空間があり、
ホール兼部屋という感じです。



2階からリビングを見下ろすことができ、
縦に広がる吹き抜けの空間が、
広々心地よく感じられます。



天井には、木製シーリングファン
設置しましたが、あらわしにした
梁(はり)に馴染んで、
天井全体に一体感を感じられます。



冬場は、薪ストーブを焚いて、
シーリングファンを回すと、
玄関の吹き抜けも含め、
家1軒まるごと暖房ができます。



薪ストーブの他に、
ガスストーブエアコンを設置したので、
冬場の暖房は、薪ストーブが
メインになるかもしれませんが、
補助的に、エアコンを使ったり、
ガスストーブを使ったりすることもできます。




ネオ山小屋のボルダリングとロープ登り&山仲間との交流


少し落ち着かれたころに、
私も少しお手伝いして、K様と一緒に、
ボルダリングのボルダーの取り付けと
うんていの取り付けの計画もあります。



また、天井には、
ステンレスの吊り下げフックを設置しています。



そこにロープを引っ掛けると、
2階のホールまでロープで登ることができます。



すると、ボルダリングだけでなく、
ロープを使っての上り下りもできるし、
そこから、うんていを1~2往復すると、
室内で体力作りのための運動ができます。



ボルダリングやロープを使って、
ちょうど、上がりきったホールに、
ちょっとした書斎テーブルを置いています。



書斎テーブルから、後ろを振り返ると、
桐生のシンボリックな山々が見えます。



から見える雰囲気も、
大体想像しながら設計に取り入れています。



お客様が、その場所で、
どんな過ごし方がしたいのか、
反映されるようにと考えてのことです。



書斎の机から東の方向には、
バルコニーの窓があり、
そこからもが見えます。



ちょうど目に入る背景なので、
バルコニーのあるところは、
わざと透明窓ガラスにしました。



お隣さんや近所の目線を遮りつつ、
山が見えるというようなロケーション
仕上がっています。



この2階のホール兼部屋の空間は、
訪問された方の寝室としても活用できます。



お泊りになるご家族やご友人のための
布団の収納のため、押入れを設置していますが、
全部収納することができず、
一部はみ出してしまったそうです。



はみ出した布団をただ重ねて置いておくのが、
気になったそうで、押入れを直され、
布団は全部収納されていました。



お住まいは、ロッジやビュッテという感じの
ネオ山小屋という雰囲気ですが、
本当に山小屋だったら、何人泊まれるか、
と考えると、恐らく、20人くらいは泊まれます。



ここをベースキャンプとして、
お仲間の皆さんと登山を楽しむこともできます。



山から帰ってくれば、お風呂にすぐ入れるし、
薪ストーブで暖まりながら、
山話に花が咲くことも想像できます。



新しいライフステージへの転換という形で、
K様が今後も暮らしを楽しまれることを、
私も楽しみにしております。



新築やリフォーム・リノベーションの予定のある方は、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談ください。


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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。



次回は「暮らしのイメージを五感で体感していただく
K様邸『健康長寿の家、新築見学&相談会』のレビュー」のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

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