前回まで2回に渡り
「見積もりを比べても、答えが出ない理由」
について、お届けしてきました。
今回はシリーズ最後、
【第3話】予算の中で、家の未来をどう守るか
をお届けします。
~シリーズ:見積もりを比べても、答えが出ない理由~
【第1話】 見積もりを比べても、違いがわからない理由
【第2話】 30年間、怖くて使えないベランダ!
【第3話】 予算の中で、家の未来をどう守るか
30年間使えなかったベランダの理由
前回は、新築当時の手直しが原因で、
長い間使えなかったベランダのお話をしましたが、
そのお話の続きです。
本来であれば、こうした問題は
「造り直す」のが一番確実な方法です。
ただ、現実にはもう一つ大きな問題があります。
それが 予算 です。

リフォームのご相談をいただくと、
ほとんどのお客様がこうおっしゃいます。
「本当は全部直せたらいいんですけどね…」
そのお気持ちは、とてもよくわかります。
家は一度にすべて直そうと思うと、
どうしても大きな費用がかかります。
だからこそ、どこを優先するかを
考える必要があります。
「全部直す」が正解とは限らない
今回のお客様のケースでも、
ベランダの問題を完全に解決しようとすると、
かなり大掛かりな工事になります。
構造の調整、ベランダのやり直し、
サッシとの取り合いの修正など、
状況によっては、外壁や内部にも
手を入れる必要が出てきます。
もちろん、それができれば理想的です。
ですが、現実には
「そこまでの予算は難しい」
ということも少なくありません。
そんなときに考えるのが、
・今すぐ直さなければならないところ
・将来に影響するところ
・多少不便でも使い続けられるところ
この三つの整理です。
リフォームでは、この優先順位が
とても大切になります。
「最低限」ではなく「最善」
よくお客様はこうおっしゃいます。
「とりあえず最低限でいいので…」
ですが、私たちが考えているのは
最低限ではなく、その予算の中での最善です。
例えば今回のベランダのケースで言えば、
・水が溜まる原因を改善する
・雨仕舞いをきちんと直す
・将来的に大きな問題にならないようにする
こうした部分を優先して整えることで、
建物の寿命をしっかり守ることができます。

すべてを完璧に直せなくても、
「この先20年は安心して使える」
そういう状態を作ることが
可能な場合も多いのです。
リフォームは「正解が一つではない」
リフォームの難しいところは、
正解が一つではないということです。
同じ建物でも、
・全面的に直す方法
・部分的に直す方法
・将来の建て替えを見据えて手を入れる方法
いくつもの選択肢があります。
そして、その答えは
建物の状態だけで決まるわけではありません。
ご家族の状況や、これからの暮らし方、
そしてもちろん、ご予算、
それらを全部合わせて
考えていく必要があります。

職人にとっては「難しい宿題」
こうしたご相談をいただくと、
正直なところ、職人としては
「難しい宿題」をいただくこともあります。
「全部直せばいい」という話なら、
実はそれほど難しくありません。
ですが、
「この予算の中で、
どこまで安心できる状態にできるか」
そう考えると、
いろいろな方法を検討する必要があります。
・このやり方ならできるかもしれない
・ここを外せば施工できるかもしれない
・この順番なら費用を抑えられるかもしれない
こんなふうに、いくつもの可能性を
考えていきます。
家の未来を守るために
リフォームは、
単に家をきれいにする工事ではありません。
これからの暮らしをどう守っていくか、
そのための選択でもあります。
理想を言えば、すべて直すのが一番です。
ですが現実には、そうできないこともあります。
そんなときに大切なのは、
「限られた条件の中で、どこまで未来を守れるか」
そこを一緒に考えていくことだと思っています。
今回のベランダの問題も、
いくつかの方法を検討しながら、
お客様にとって一番納得できる形を
探していくことになりました。

さて、この難しい宿題、
どこまで答えに近づけるか、
もう少し考えてみようと思います。
お住まいの未来をどう守るか、
お悩みの方は、ふくろうはうすの私、高橋まで
お気軽にご相談ください。
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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「リフォームの見積もりが会社によって全然違う理由」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。




