群馬県桐生市の空き家対策と取り組み&不動産売買の注意点

現在、実家が空き家になってしまい、
売却したいけれど、買い手がつかない空き家が
増加している問題が全国に広がっています。

空き家が増加している問題が全国に広がっています

ひと昔前は大家族でお住まいを使い、
代々住み継いでいました。

 

その後、社会の変化によって、
親元を離れた子供たちがそれぞれ独立し、
結婚後は新築して、核家族で暮らすようになりました。

 

そして、親世帯、子世帯がそれぞれ家を持ち、
親世帯が家を使わなくなると、
実家が空き家になってしまったことにより
このような問題に繋がっています。

 

今回はそんな空き家問題について、
管理の必要性や自治体の取り組み
また、個人売買の不動産の注意点について
お話させていただきます。

 

住まなくなると家の傷みは早くなる

築40~50年のお住まいが空き家になって
10年近く経ってしまってから
施工のご相談をいただくと、残念ながら、
リノベーションが難しいケースがあります。

 

人が住まなくなると、風通しもなくなるため、
熱や湿気が年中こもることになり、カビ結露が発生し、
特に軒天井など弱いところから傷みが進行して、
穴が開いたりします。

 

傷みのために、最も発生しやすいのが雨漏りです。

天井から屋根にかけての熱や湿気のため、
例えば、トタン屋根だとサビが進行することもあります。

天井から屋根にかけての熱や湿気のため、トタン屋根だとサビが進行することがあります

時々、窓を開閉し空気の入れ替えをするだけで
傷み具合が全然違ってきますので、
定期的に風通しをされると良いと思います。

 

また、住宅器具も使わない期間が長くなると
新しいものであっても、傷んでしまいます。
給湯器はサビが発生して、使えなくなります。

 

売りに出している家が売れない場合などは、
時々、様子を見に行って、
必要最低限の管理をされると良いかと思います。

 

傷みが進んで、家が崩れそうな状態になると
家を解体しなければなりませんが、
その場合、更地になるので、
固定資産税の軽減が受けられなくなり、
土地が売れるまでの期間の税金高くなります。

 

倒壊の危険がある場合は、自治体から、
解体のための補助金が支給されることもあります。

 

補助金を受ける条件や支給額については
自治体によって違います。

桐生市の場合はこちら

 

桐生市の空き家の再活用と移住補助金などの取り組み

ご実家が空き家になると、
自分たちの家を所有している場合は、
実家を売却するか、自分たちの家を売却して実家に戻るか
悩んでいる人も多いです。

 

必ずしもご家族が住み継がなくても、
例えば、今はテナントを借りていて、
将来、店舗兼自宅を建てたい希望がある人などと、
空き家情報をマッチングさせると
自治体が進めている町づくりの一環にもなります。

 

現場にいる我々工務店は、
住み手のお客様や物件を探しているお客様の
生の声をストレートに聞くことができるため、
お客様を取り巻く環境、友人関係、仕事関係など
いろいろなところで話がつながることもあります。

 

空き家の再活用について、
桐生市でも支援策を提案しているため、
身近なところから町づくりを構成する
第一歩になればと思っています。

 

また、桐生市では、市内の住み替えでも
移住補助金」の制度を使うことができます。

桐生市では、市内の住み替えでも「移住補助金」の制度を使うことができます

桐生市は山に囲まれた地形のため、
山の手の不便なところに住んでいる場合、
山から下りて平地の中古住宅に住みたいと
希望される方がいらっしゃいます。

 

全く別の土地に行くのは不安なので、
ある程度コミュニティがわかっていて、
老後をゆっくり過ごせるようなところを探すとなると、
同じ市内での移住ということになりますが、
その場合も補助金を使うことができます。

桐生市の場合はこちら

 

個人の不動産投資目的の売買には注意してください!

最近は、住むのが目的ではなく、
土地建物を安く買って転売をして、
利益を得たいとする個人の不動産投資家
増えてきました。

 

近年、地方の土地の評価額が目減りしていくなか、
空き家対策として、低所得者向けに
土地建物を買った人に補助金を出すという傾向が
各自治体にあります。

 

その補助金を利用して、土地建物を購入し、
各自治体から出ている「空き家対策補助金」を使って、
プチリフォームして転売し、利益を得るのが
個人の不動産投資家の目的です。

 

そのための「不動産投資セミナー」を
若い人向けに行っているところが増えています。

 

最近、東京から来られたお客様から、
「桐生は住みやすいので、出物の土地、建物を購入したい」と、
ネットで見つけた物件について相談されました。

中古物件についてのご相談

10年以上住まわれていない中古物件で、
その辺りの地盤沈下が進んでいるため、
維持管理がかなり難しいと思われましたので、
そのように説明させていただきました。

 

詳しく伺っていくと、
不動産情報系のネットで見つけた物件を、
実際に見に来て、投資に適している物件かどうか、
確認しているという印象でした。

 

桐生市内にお住まいの方から、
個人売買の不動産投資であることを知らずに、
安くたたかれて、売買契約をしてしまったなど
もったいない案件を幾度となく見聞きしてきました。

 

例えば、相場で言えば、
200万円くらいで売れる価値があっても、
100万円くらいで買い取られたなどです。

 

転売できればどんな案件でも売買対象というのが、
個人の不動産売買を行っている投資家の考え方で、
我々のように住み手ありきの「住まい」の考え方とは
全く相容れないものです。

 

これから土地や家を相続される方や売買される方は
気をつけてくださいね。

空き家対策や活用方法で気になることがある方は、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談ください。

 

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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。

次回は「ご近所で噂の謎のお店!『Tiroir(ティロワール)』ついにオープン!」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。

 

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