本日2023年7月17日は「海の日」です。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
祝日です。
今日は、各地で「海の日」にちなんだイベントが
開催されています。
日本列島は海に囲まれていますが、
私の住む群馬県は海に面していない「海なし県」のため、
海へ遊びに行くためには県外遠征することになります。
私が子どもの頃は、
どこへ行くにも自転車で移動していました。
生まれ育った群馬県桐生市があるのは、
栃木県との県境ということもあり、
越県して、中禅寺湖や日光東照宮まで、
起伏の激しい山道を片道4時間くらいかけて
たどり着いたこともありました。
そんなある日「海へ遊びに行こう!」という話になり
「自転車で行けるんじゃない!」と盛り上がり、
友たちと一緒に海を目指して走ることになりました。
今回は、少年だったころの私、高橋の夏と冬の
自転車の冒険の記憶のお話です。
自転車で2県をまたいで海を目指した夏の冒険
群馬県もそうですが、
すぐ隣の栃木県も「海なし県」です。
海を目指すなら、更に隣の茨城県まで
出向くことになります。
目標は茨城県の大洗(おおあらい)海水浴場。
日光へ行くよりも距離はかなり遠くなりますが、
平たんな道が続くため、
スピードを上げて進むことができました。
当時は重いコットンテントが主流だったので、
それを自転車に積み、夏の夜明けは早いですが、
まだ星が出ている時間に家を出ました。
小学6年生でしたが、両親に止められることはなく、
「山で熊に食われないよう気をつけろ!」
と冗談半分に言われましたが
誘拐されたり事件に巻き込まれたりする危険への心配よりも
冒険しようする気持ちの方を優先してくれたのでしょう。
夜が明けて、
田舎道に地域の人たちが出てくる時間になると
「どこまで行く?どこの子?」と
見知らぬ私たちに大人たちが声をかけてきました。
海を目指していることを話すと、
「気をつけて。これを持っていきなさい。」と
パンや牛乳などの差し入れを渡されたりもしました。
缶ジュースを買おうと町なかの商店に立ち寄ると、
「今朝採れた菜っ葉があるから」と
隣の商店から揚げたてのコロッケをもらってきて、
店先のコッペパンに菜っ葉とコロッケを挟んで
「これ、持っていきなさい。」なども。
払ったジュース代金より、いただいたものの方が
確実に高価でした。
当時は、ご近所さん同士で子供を見守っていたようで、
見かけない私たちを気に留めてか、
あちこちで声を掛けられ、親切にしていただきました。
知らない風景や人との出会いがあり、
冒険の応援をしていただいたことなど、
忘れられない思い出として心に深く刻まれています。
スキー場を目指して雪道を自転車で登った冬の冒険
夏の海への自転車旅がとても楽しかったので、
冬にはスキー板を担ぎ、赤城山(あかぎやま)を
目指して、自転車を走らせました。
自宅から赤城山(あかぎやま)の登山道までは
1時間くらい、登山道からスキー場までは、
雪のない暖かい時期だと2時間くらいですが、
雪道の場合は3時間くらいかかりました。
当時はスキーウエアではなく、
雨合羽の下にセーターを着こんでいました。
自転車をこいでいると、冬場でも蒸れて熱くなるため、
途中で薄着になったり、寒くなると着こんだりしました。
雪道を進めるように、
自転車のタイヤ用のチェーンもどきを作り、
雪道にタイヤを転がして、押しては、
4時間ほどかかりながらスキー場に到着しました。
到着してからは、担いできたスキー板に履き替えて、
目いっぱいスキーを楽しみました。
赤城山(あかぎやま)の山頂には大沼(おの・おおぬま)
と呼ばれるカルデラ湖があり、湖面が結氷すると
氷上ワカサギ釣りを楽しむことが出来ます。
早朝から自転車を走らせ、頑張ってここまで来たので、
スキーだけで帰るのはもったいない、
ワカサギ釣りにも挑戦したい、
と、友達と意気投合して、大沼(おの・おおぬま)
に立ち寄ることにしました。
釣り用の竿セットを借り、氷に穴をあけて、
氷の下で泳いでいるワカサギを釣りますが、
氷の厚さは30cm以上あり、
穴を開けるのはたいへんです。
そこで、誰かが既に使い終えた氷の穴を探し
薄く張り始めた氷を砕いて、再び穴をあけ
釣り糸を垂らすことにしました。
私たちから少し離れたところに
1~2人用の小さめのテントを張って
その中で暖を取りながら釣りをしている人がいました。
しばらくワカサギ釣りを楽しんだあと、
数尾釣れたワカサギを持ち帰ろうと
帰り支度をしていたら、
少し離れたその小さめのテントの中では
釣ったワカサギをてんぷらにして食べていました。
「釣れたのなら揚げてあげるよ。」と声を掛けていただき
その場で揚げてもらいました。
友達と2人で合わせて5~6尾の収穫でしたが、
揚げたてのワカサギはとてもおいしかったです。
ホクホクと体も心も温まり、元気が湧いてきて
帰路につくことになったありがたい思い出です。
冬の冒険は真新しい風景はありませんでしたが、
ここでも、冒険がより彩られる出会いがありました。
あなたも冒険や出会いのストーリーはありますか?
もしよければ、
とっておきの思い出をお伝えくださると嬉しいです。
そして、お住まいについて、お悩みがありましたら、
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。
群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「リフォーム訪問業者(悪徳業者)の手口と罠
&FM桐生『ふくろうはうすの住まいるライフ』」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。