ふくろうはうすでは、お客様から
お住まいの不具合やお悩みのご相談をいただくと、
解決のための見積もりやプラン作成を経て
契約に至ります。
そして、工事が始まりますが、
工事はどのように始まって進んでいくのか、
今回のコラムでは、
契約後の工事の手順や段取りについて
屋根・外壁塗装を例にしてお話します。
現場近隣へのごあいさつ
屋根・外壁塗装、屋根の葺き替え、
ベランダの防水工事など、屋根・外装関連の施工は
ほぼ、同じような手順で進みます。
施工が始まる1週間前には、
近隣あいさつをさせていただきますが、
在宅されている確率の高い土、日曜日、
もしくは、夕方以降のあまり遅くならない時間帯に
名刺とご案内を持って伺うことが多いです。
その際には1軒1軒、声を掛けさせていただきます。
四方を住宅で囲まれているところだと、
工事車両が敷地内に収まらず、
近隣の道路に路上駐車させていただくことがあります。
工事車両の駐車をはじめ、
施工中の音やにおいも近隣の方のご迷惑になるため、
音やにおいの届きそうな範囲で、ご近所の5~8軒ほど、
声掛けをさせていただきます。
閑静な住宅街だと、
防音型のコンプレッサや洗浄機を使っても、
機械音が気になる人もいらっしゃいます。
安全確認のために、
屋根の上で職人たちが声を掛け合いますが、
高い場所であるほど遠くまで声が響きます。
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現場で危険を避けながらの作業ですので、
人によっては、
怒鳴り合っているように聞こえるようで、
心配される人もいらっしゃいます。
そんな困った時の連絡先として、
ふくろうはうすのフリーダイヤルと
おおよその工期日程を書いて
現場の近隣にお住まいの人にお渡しします。
「足場をかける時にはこんな音がしますよ。」
「この日は水洗いを行いますので、念のため、
洗濯物は部屋干しにして下さいませんか。」
など、事前にお願いすることもあります。
足場の設置と養生
近隣あいさつをさせていただき、
工事が始まると、
まずは1~2日で足場を組み立て、
飛散防止用のメッシュシートで足場全体を覆います。
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次に、必要な箇所のコーキングの打ち替え処理を行います。
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/3459007_s.jpg)
その後、丸一日かけて水洗いを行い、
1~2日かけて乾燥させます。
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/24461469_s-1.jpg)
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/22036610_s-1.jpg)
乾燥が完了したら、
1~2日かけて養生作業を行います。
車や植木、窓周りなど塗装がついて困るような箇所を
細かいところまで、ビニールで養生するのに、
1~2日かかります。
住みながらのリフォームでは、
施工期間中ずっと閉め切るわけにはいかないため
窓が開けられるような養生の仕方があります。
密閉されていると息苦しさを感じることもあるため、
換気できるようにしておきます。
ガス給湯器などは、完全に覆ってしまうと
一酸化炭素が発生することがあるので、
塗装の直前に養生し、塗装後はすぐ剥がして、
密閉状態を作らないよう注意します。
庭木もビニールで覆ったままだと、
葉が枯れることがあるため、
なるべくストレスを与えないよう、
塗装の直前に養生し、塗装後すぐ剥がします。
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/27657945_s.jpg)
下塗り、中塗り、上塗りの工程ごとに
養生をして、剥がすことを繰り返します。
特に、芝生は色が変わりやすいため、
もともと枯れている冬場は変化がないですが、
夏場は少し覆っているだけで、
すぐ茶色っぽくなることがあります。
庭を整えて綺麗にされているお住まいの場合、
冬場に、屋根・外壁の塗装工事など行うことも多いです。
塗装の施工と足場の解体
養生が完了すると、いよいよメインの塗装開始です。
1日に1工程ずつ作業を進めることが多く、
1日おきに下塗り、中塗り、上塗りと
塗装を塗り重ねていきます。
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/1606371_s.jpg)
塗料の乾燥状態を見ながら、
下塗りから上塗りまで1日で済ませることもありますが、
塗料が表面上は乾いたように見えても
しっかりと固まるまで時間を置くことが大切ですので
1日1工程ずつ進めることが多いです。
上塗り完了後は、
乾燥しきらないうちに養生を剥がしていきます。
手につかない程度乾燥したところで養生を剥がさないと、
養生がうまく剥がれなくなります。
いわゆる生乾きの状態で養生を剥がすことになります。
それから、およそ24時間、1昼夜かけて
上塗りの塗料を完全に乾燥させます。
乾燥が完了したところで、
必要であれば、施主さんの簡単な立ち合いのもと
塗料の塗り残しやはみ出しはないか、
手直しが必要な箇所について細かくチェックを行い、
必要な手直しを完了させます。
塗装のチェックと手直しから、足場の解体まで、
2~3日くらいおきますが、何かあっても対応できるよう、
足場をすぐには、ばらさないようにしています。
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/27576387_s.jpg)
その後、足場を解体し、
近隣へご挨拶に伺い、工事完了の報告と
工事期間中のご不便やご迷惑へのお詫びのため
声がけをさせていただきます。
工期は、
屋根外壁の塗装だけなら、10日~2週間くらい、
屋根の葺き替えや修理修繕を伴う場合は1ヶ月くらいです。
工期が1ヶ月くらいかかる場合、
近隣へのご挨拶は、始めと終わりだけでなく、
工事の進捗状況のご報告や
工事に伴うご不安やご迷惑の確認のため
途中で、声がけさせていただくこともあります。
今年2023年の夏に、足場をかけたあと、
天気が急変して台風になった時がありました。
まだ、風雨が激しくない時間帯に、
足場のメッシュシートを全部撤去し、
補強点検など安全対策を行い、
近隣の方にも、ご心配やご不安が広がらないよう
事前に声を掛けさせていただきました。
台風通過後、現場は何の影響もなく、
改めてメッシュシートで足場を覆って、
施工を再開することができました。
突然の台風をやり過ごしましたが、
現場では安全管理が最重要課題です。
![](https://fukurouhouse.jp/wp-content/uploads/2023/11/1669359_s-安全第一シート.jpg)
事故の発生を事前に防ぐよう、
施工中はお客様や近隣の方へなるべくご迷惑にならないよう
仕事をさせていただいています。
今回は、屋根・外壁塗装など外回りの工事の
おおよその段取りや流れについてお話しました。
屋根・外壁などのリフォーム工事をお考えの方は
ふくろうはうすの私、高橋までご相談くださいね。
「ふくろうはうすの住まいるライフ」(FM桐生毎週水曜日12:40分~)はこちら
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群馬県桐生市の工務店
リフォーム・リノベーション専門店
住まいの健康寿命診断士
ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「外壁塗装前の『水洗い』の手順&湿気を原因とした外構部の汚れやカビ」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。