先日6月16日の地震のあと、
以前に耐震補強の施工と
制震装置「MAK-1」を設置された
お客様のお宅へ点検に伺いました。
制震装置「MAK-1」についての記事は
こちらで紹介してますので、
もしよければ、こちらもお読みください。
すると、
「強い揺れだったけれど、安心感がありました」
というお話を聞かせてくださいました。
もちろん、地震そのものが
怖くなかったわけではありません。
ですが、
「事前に備えをしている」
という安心感が、大きな支えになっていたそうです。
耐震と制震は役割が違います
地震対策というと、
「耐震」という言葉をよく耳にします。
耐震とは、建物そのものを強くして
地震に耐える考え方です。
一方で、制震は揺れのエネルギーを吸収して
建物への負担を減らす考え方です。
MAK-1は、この制震の役割を担う装置です。

強い横揺れが発生した際に、
建物へ伝わる力を吸収し、
負担を軽減する働きがあります。
東日本大震災の直前に設置されたお客様からは、
「大きな地震だったのに、思ったほど揺れを感じなかった」
というお話も伺っています。
制震装置だけでは十分ではありません
ここで大切なのが、
「制震装置を付ければ安心」というわけではない
ということです。
人間の身体に例えるなら、
筋肉だけ鍛えても
骨格のバランスが悪ければ
不調が起きるのと同じです。
建物も、
・弱い部分
・強い部分
・重さの偏り
があると、地震の力を受けた時に
無理な負担がかかります。

まずは建物全体のバランスを整えること。
そのうえで耐震性能を高め、
さらに制震装置を活かしていくことが
大切になります。
建物は「バランス」が重要
建物には「重心」と「剛心」という
考え方があります。
簡単に言えば、
重さの中心と、強さの中心です。
この二つが大きく離れていると、
地震の際に建物がねじれたり、
回転したりしやすくなります。
逆に近い位置にあると、
建物は安定しやすくなります。
つまり、
耐震性を考える時に重要なのは、
単純に強くすることではなく、
全体のバランスを整えること
なのです。
本当に知りたいのは「家の今の状態」
そこで、役立つのが動的耐震診断システムです。
これは、建物にごく小さな振動を与え、
その伝わり方を解析する診断方法で、
人間で言えば健康診断のようなものです。
建物全体の揺れ方や力の伝わり方を調べることで、
・どこが弱いのか
・どこに負担が集中しているのか
・建物全体のバランスはどうか
などを確認することができます。
さらに特徴的なのは、建物だけでなく
地盤も含めて調査することです。
地震は建物より先に地盤が揺れる
地震の力は、
地盤 → 基礎 → 土台 → 建物
という順番で伝わります。
つまり、どれだけ建物を調べても、
地盤の状態がわからなければ
本当の耐震性は見えてきません。
建物だけを見るのではなく、
土地も含めて考える。
これが本来の耐震診断の考え方だと思います。
安心は「備え」から生まれる
制震装置「MAK-1」を設置され、
今回、点検に伺ったお客様も、
「耐震補強をしているから絶対に大丈夫」
という考えではありませんでした。
ですが、
「できる備えはしてある」
という安心感を持っておられました。
地震は防ぐことはできません。
だからこそ、
今の住まいの状態を知り、
必要な対策を考え、
定期的に点検する。
その積み重ねが、将来の安心に
つながるのではないでしょうか。
お住まいの耐震への不安がある方、
補強をお考えの方は、
ふくろうはうすの私、高橋まで、
お気軽にご相談ください。

安心な暮らしのために、お家の現状について、
点検しておきましょう。
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ふくろうはうす(高橋建装)の高橋でした。
次回は「猛暑の夏を乗り切る。よしずとすだれが再び注目される理由」
のテーマで準備しています。
楽しみにしてくださると嬉しいです。




